...然し私は何時迄も/\その苦しみに堪へてゆかうと思ひます...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年三月号)」
...細君と丸善とだけは何時迄も覚えてゐて貰ひたい...
薄田泣菫 「茶話」
...何時迄も(as long as she could)己が手許に置かうとした(wanted to keep him with her)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...そして何時迄も其處を離れないで見て居るのであつた...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...何時迄も此海上に滯留して左右を待つべし」と結んで會見は終つた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...これ等の事も今日になれば勝利者の態度を保護する爲めに何時迄も眞相を蔽ひ隱すといふことは甚だ不都合であつて...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...幼稚さといふ點では何時迄も子供なのであつて...
中島敦 「かめれおん日記」
...「宝島」の作者は何時迄も海賊と埋もれた宝物のことを書いていればいいのであって...
中島敦 「光と風と夢」
...本人も何時迄も盲目の眞似をするのが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかし生きてゐる限り私の心にある愁は何時迄も続いてゆくといふのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...何時迄も笑って居られた...
古川緑波 「食べたり君よ」
...何時迄もあの娘を手に入れる道がない...
松永延造 「職工と微笑」
...二の三何時迄も三田が「けつたいな人」の域を出ないのにひきかへて...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...豪酒の三田は何時迄も盃を放さなかつたが...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...何時迄もその感觸をとゞめて置き度かつたが...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...何時迄も月を仰いで佇んでゐた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...」和尚の話は何時迄も盡きなかつた...
水上瀧太郎 「山を想ふ」
...また私は何時迄も長生をしたいと思っているが...
宮城道雄 「雨夜の駅」
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