...言葉に似合わずどこまでも優しく親しげだった...
有島武郎 「或る女」
...愛さん!」大きく呼ぶと階下にいた愛子が平生(へいぜい)に似合わず...
有島武郎 「或る女」
...酔(よ)いもまわったのであろう、友人は、気質に似合わず、非常にいい気持ちの様子で、にこにこ笑うている...
岩野泡鳴 「戦話」
...年にも似合わず、人の欠点を横からにらんでいて、自分の気に食わないことがあると、何も言わないで、親にでも強く当る...
岩野泡鳴 「耽溺」
...「日本人には似合わず...
海野十三 「宇宙尖兵」
...そのようすは年に似合わずいかにも元気に見なされた...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...この人は石屋に似合わず感心な人で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...君子の道を学んだ者にも似合わず...
太宰治 「竹青」
...いつもに似合わずあいそのよい顔で...
壺井栄 「二十四の瞳」
...急にまるで年に似合わずひどく老けこんで...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...私の祖母は武家に育ったに似合わず...
豊島与志雄 「偶像に就ての雑感」
...卒爾(そつじ)ながらそのお槍の拝借をお願い致す儀でござる」若いに似合わず大胆な言いぶりでしたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのお妾(めかけ)さんが百姓出の娘には似合わず...
中里介山 「大菩薩峠」
...道庵も鼻っぱりに似合わず弱気なもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...わかいに似合わず...
本庄陸男 「石狩川」
...僕にも似合わず九文七分というきゃしゃな足を持っている...
山之口貘 「楽になったという話」
...「そこで聞くのだけれども、いったいこのお方を、どうしておまえたちが」「それなんですよ」銀太が待兼ねていたように、「今日あっしと金太で客を浜町まで送っていったんで、こう降っちゃあやりきれねえ、稼(かせ)ぎより躯(からだ)のこったと、帰るつもりで河岸(かし)っぷちをやって来ますとね、両国橋のまん中にこの人が立ってるんで」「橋のまん中、……両国橋の」「側に橋番の爺がいましたよ、聞いてみると橋銭(はしせん)が無いのに、平気でずんずん、悠々と渡ってゆくってんで」「悠々と、へええ、生れが違うんだな」「もう平気の平左でね、まるっきり大名の若殿みてえなんだそうでね、あっしと金太も見るとこの通りの御人品、こいつあお気の毒だ、なにか深いわけのあるお方だろうと思ったもんだから、ともかくもてんで橋銭を立替えましてね、聞くてえとまるっきり世間知らず、てんで下情てえものに通じていらっしゃらねえんで、……なんだ金太、おめえ笑ってるばあいじゃあねえだろう」「む、むせ、咽(む)せちゃったんだよ、うん、咽せてね、なにしろ、お気の毒なもんだから」「そういうわけでまあ金太とも相談したところ、よしんばどんな深いわけがあるにしろ、こんな御身分の高いらしい方を、……おめえまた咽せるのか金太、……でまあ御身分の高い方をうろうろおさせ申しとくのは恐れ多い、なにはともあれ家へお供をしてということでね、それで実はお伴(つ)れ申したというわけなんですが」「それはそれは、稼業に似合わず、よくそんなところへ気がついた、それでと」吾助はここで初めてその若者のほうへ向き直った、「そこでひとつ、儂はこの長屋の家主で吾助という者ですが、……お初におめにかかります」「ああそうだろう、一文呉れるか」「ちょちょ、えへん」銀太はすばやく若者の尻をつねった...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...――玄徳が常に似合わずよく飲むので...
吉川英治 「三国志」
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