...ここにアメノウズメの命に仰せられるには...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...――天皇がヲウスの命に仰せられるには「お前の兄はどうして朝夕の御食事に出て來ないのだ...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...某に見覚えなしと仰せられるのですな』その客は皮肉な調子で...
小泉八雲 田部隆次訳 「茶碗の中」
...こう仰せられるのは...
直木三十五 「南国太平記」
...義観と仰せられる方のお住居は」微かに...
直木三十五 「南国太平記」
...斉彬公の仰せられる如く...
直木三十五 「南国太平記」
...あの穢れたる韃靼の輩らに味方したとでも仰せられるのでござりまするか? それともわれらが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...今日になりましてはまことに残念でなりません」お言葉を源氏へお取り次がせになる女房へ仰せられるお声がほのかに聞こえてくるのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この年になってからあなたに恨まれたりするのだろう」と宮の仰せられるのを聞くと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「かえって二の宮のほうが将来の頼もしい良人(おっと)を得たというものだ」と法皇が仰せられると聞いたこともあったのに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お迎えになって重々しく夫人の一人としてお扱いになればよろしいではないか」と仰せられるようになったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...下人というものはよくまちがったことを聞いて来たりするものだから」こう仰せられる宮の御様子においたましいところの見えるのももったいなくて時方はその夕方から宇治へ出かけた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...わしはこうしていてさえ寒くて堪らないが」と仰せられると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「平和の民と仰せられるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「これ以上なお仰せられるなら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...仰せられるのですか」「およそ十五日の内に...
吉川英治 「三国志」
...ことのついでにご門前まで送ってとらせようと師の房が仰せられる...
吉川英治 「親鸞」
...後鳥羽院と仰せられる御方は...
吉川英治 「親鸞」
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