...いつぞや森先生が仰有(おっしゃ)った...
竹久夢二 「先生の顔」
...今日寺領の地頭の中に仰せらると云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...此の者に仰せ聞けられ候え...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...信仰を伴わぬ仕事はもっと悪い...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...ポーシリッポの古城もただ外から仰いで見ただけで船へ帰ると...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...懇切にアンナの健康を尋ね、求めもしないのに彼女が言いたてる弁解の言葉を、上(うわ)の空で丁寧(ていねい)に聞いてやり、一杯の茶を飲み、楽しげに冗談を言い、聖書(バイブル)の中に述べられてる葡萄(ぶどう)酒はアルコール分のある飲料ではなかったという意見を、飲み物のことから言い出し、文句を少し引用してきて、逸話を一つ話し、それから、辞し去るときになって、悪い人物と交わる危険や、ある種の散歩や、不信仰な精神や、舞踏の不純さや、汚らわしい欲望などについて、それとなく諷示(ふうし)した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そこで最後に信仰と科学との関係について語りたい...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...真名古は顔をあげて警察官の面をふり仰ぐと...
久生十蘭 「魔都」
...何も仰(おっしゃ)らないで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...私は仰天して跳びのき...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...即刻願之通勝手次第被仰付...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...いざ仰(あふ)げ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...仰向けに転びながら...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...ふり仰(あお)いでみると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...さっきから本能寺の煙を仰いで...
吉川英治 「新書太閤記」
...仰っしゃい!」「なにをじゃ」「なんで...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...誤った信仰を唾棄(だき)するのだ...
吉川英治 「源頼朝」
...一つ/\降つて來るのを仰いでゐると...
若山牧水 「樹木とその葉」
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