...飛行の詩神を畫ける仰塵(プラフオン)...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...仰ぎ見て天井の煤に目隠しされ...
石井研堂 「元日の釣」
...聞かん願ひなしと仰せらるゝこそ恨みなれ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...かしこくも仙洞御所御直々の御対面をも賜ふべき由仰下され...
太宰治 「右大臣実朝」
...あとは尾沼君の言ふこと信仰し給へ...
太宰治 「火の鳥」
...もう少し白鳥の池(スヴァーネ・ダムメン)の方でも廻って帰ろうか? と仰有(おっしゃ)って...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...そのお相手を仰せ付かるのが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...鰯のあたま――鰤のあたまダシにもならない鰯のあたまも信仰から十二月二十日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...そこらからが双子山の突兀とした容を仰ぐに最もいゝ...
近松秋江 「箱根の山々」
...ちょっと空を仰いだ...
豊島与志雄 「潮風」
...信仰にたいする熱烈な欲求は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...横になっても、仰向いても、椅子に腰かけても、どうにもならない...
中勘助 「胆石」
...「御次男内匠樣が二三日前から行方知れずになつた――と斯う仰しやるのでせう」平次はもどかしさうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「あッ親分」清次郎のふり仰いだ顔は真っ蒼です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの醜態……私は日の目も仰げぬ心地だつた...
平山千代子 「転校」
...彼は大空を仰いで獨語した...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...帝のお居間のほうから仰せによって内侍(ないし)が大臣を呼びに来たので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...石舟斎の面(おもて)を仰ぐのも胸の痛むここちがした...
吉川英治 「剣の四君子」
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