...此書中に含まるる論文は故フレデリク・マイヤーズ――詩人として令名があるが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...当時米国の公使として令名のあった森有礼氏に是非米国の婦人を細君として迎えろと勤めたというのもその人だ...
有島武郎 「北海道に就いての印象」
...令名を当世に挙げ富貴の生活を為すは人世の最も愉快なるものに相違ないが...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...素人探偵として令名(れいめい)ある明智小五郎を訪ねて...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...死は彼の令名にとって偉大な平等主義者ではなかった...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...文人画家として令名のあった奥村晴湖女史は...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...美人中の美人として令名一世を圧し...
谷譲次 「踊る地平線」
...そのなかでも美人中の美人として令名一世を押しつけ...
谷譲次 「踊る地平線」
...彼は久しく英國駐在の帝國公使として令名あり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...およそ泥土(でいど)は決して令名を得るものではないけれども...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...教場内の令名に関わるのは無論であります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...長い後になってエジプトの科学や芸術の令名を追った...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...この人はそれよりも指揮者として令名(れいめい)があり...
野村胡堂 「楽聖物語」
...このさるは『権力(けんりょく)が代表せられる令名(れいめい)高き閣下(かっか)』の真後(まうし)ろに座(ざ)をかまえてこっけいなしかめっ面をして見せていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...私は令名サクサクな東京の奥さんなのですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十六世紀のイタリアで令名をうたわれた人だが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...會長とか申しまして天下に令名サクサクたる阿部眞之助――この阿部老は...
吉川英治 「折々の記」
...そして誕のことは余りいわれていないが、一書に、――諸葛氏ノ兄瑾(キン)、弟誕(タン)、並ビテ令名アリ...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索