...彼は今一歩を踏み出す勇気がなかった...
...この作品は、傑作とは今一歩及ばない...
...彼は仕事が今一歩だと上司から指摘された...
...彼女の歌唱力は、プロ級にはまだ今一歩足りない...
...心地よい風が吹くものの、気温が今一歩上がらず、まだ肌寒い...
...今一歩考を進められたき希望に堪えないのである...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...今一歩と云う瀬戸際へ来て...
谷崎潤一郎 「細雪」
...―――今一歩のところで取り逃がすとは...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...今一歩を進めて考えてみる必要がある...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...今一歩確める必要がある...
中谷宇吉郎 「雪」
...今一歩を踏み出せば...
夏目漱石 「草枕」
...今一歩と云う際(きわ)どい所で...
夏目漱石 「それから」
...今一歩の違ひにては一生の不具にもなるべき負傷の揚句...
一葉 「暗夜」
...今一歩を進めて我輩は別に却て恐るゝ所のものあり...
福沢諭吉 「帝室論」
...試(こころ)みに今一歩を進めよ...
正岡子規 「俳諧大要」
...今一歩を進めて、かゝる外美術品の吟者讀者に主觀の美を感得せしむる所以を問はゞ、美を主觀にありとする論いよいよ窮せむ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...或いは今一歩を進めて...
柳田国男 「海上の道」
...それから今一歩類推を進めるならば...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...保険会社員として他の処で面会したり……今一歩進んで...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...……否……今一歩...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...更に今一歩進んでここに死人があるとする...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...第五になると、今一歩進んで、眼球が潰(つい)え縮み、歯の全部が耳のつけ根まで露われて冷笑したような表情をしている...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...更に今一歩進んで...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
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