...しかし彼女はそんなことよりも病人臭い「離れ」の中から何か気味の悪いものがついて来るように感じてならなかった...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...奥から出て来た素人臭い女中に案内され...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魔性の女」
...私の素人臭い反駁をさして貰いましょう...
大阪圭吉 「死の快走船」
...アメリカ人臭い物の見方をするやうだが...
薄田泣菫 「茶話」
...写真以上に老人臭い...
谷崎潤一郎 「細雪」
...西洋人臭い女は居なかろう」と云いたげな...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...夫も同じように病人臭い青オい顔して...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...自然科学者自身の素人臭い「哲学」を抜きにして考えれば...
戸坂潤 「辞典」
...素人臭い心配の一点だけである...
戸坂潤 「社会時評」
...いよいよ以て人臭いという感じを禁ずることができないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...それも鷲より何より、人間がいちばん怖いと言って、この頃では、せっかくかきいれの霧が巻いても、人臭い所へは、いっさい近寄らないことに申し合わせている、という窮状なのだ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...あんまり素人臭い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人を人臭いとも思はぬのさばり樣で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...贅沢で人を人臭いとも思わない染吉には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何んとなく人を人臭いとも思はぬところがあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人を人臭いとも思はぬ人間は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この病人臭い老人と一緒にゐるのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...素人臭い句ではあるが「酒載せて」の句よりは善いようだ...
正岡子規 「句合の月」
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