...私の素人臭い反駁をさして貰いましょう...
大阪圭吉 「死の快走船」
...アメリカ人臭い物の見方をするやうだが...
薄田泣菫 「茶話」
...えこひいき―――そう云って悪ければ先入主とでも云いましょうか? つまり彼等は西洋人臭い...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...そのために一層老人臭い顔になりながら会釈(ゑしやく)をした...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...人を人臭いとも思わぬような...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...自然科学者自身の素人臭い「哲学」を抜きにして考えれば...
戸坂潤 「辞典」
...浪人臭い――ははあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...教会に来る貧乏人臭い息(いき)にてむツとする教会の隅ツこの...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...あんまり素人臭い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人を人臭いとも思はぬのさばり樣で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――お柳が死んで得をするものは誰だい」平次はこんな素人臭いことを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...贅澤で人を人臭いとも思はない染吉には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人を人臭いとも思はぬ人間は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人を人臭いとも思はないんだから手のつけやうは無いでせう」「それつきりの話か」「それつきりぢや木戸錢が取れませんや」「何んだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...素人臭い句ではあるが「酒載せて」の句よりは善いようだ...
正岡子規 「句合の月」
...「人臭いぞ――路上にすがたがないのに、人臭いとは、いぶかしいな? ふうむ、さては物とり追剥(おいはぎ)のたぐいでも、この杜中に隠れておるかな?」そして、杖(つえ)で、大地を、トンと突くような響きがして、「これ、物蔭にうごめいているのは、何者じゃ? 姿を見せい! この界隈に、魑魅魍魎(ちみもうりょう)を住まわせぬことにしている、このじじいに、貴さまの、異形(いぎょう)をあらわすがよい...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...人を人臭いとせぬ面(つら)だましいは...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここより外に人臭い様子がねえ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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