例文・使い方一覧でみる「交ふ」の意味


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...既にして両軍戈を宇治勢多に交ふるや...   既にして両軍戈を宇治勢多に交ふるやの読み方
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」

...中なる剃手(そりて)と次の如き会話を交ふるを聞くであらう...   中なる剃手と次の如き会話を交ふるを聞くであらうの読み方
石川啄木 「葬列」

...蛍の飛び交ふのを見ても...   蛍の飛び交ふのを見てもの読み方
田山録弥 「百合子」

...稻の葉に止まつた可憐な姿又籠の中の小天地に元氣に飛び交ふ樣などを飽かず眺めて樂しむのであつた...   稻の葉に止まつた可憐な姿又籠の中の小天地に元氣に飛び交ふ樣などを飽かず眺めて樂しむのであつたの読み方
土井八枝 「隨筆 藪柑子」

...不潔な燈火の下を飛び交ふこれらの新奇な鼻音と...   不潔な燈火の下を飛び交ふこれらの新奇な鼻音との読み方
富永太郎 「断片」

...生ものとては火口に飛び交ふ燕のむれだ断崖の影にかくれて燕窩にならぶ幼い卵だ飛翔の夢だお...   生ものとては火口に飛び交ふ燕のむれだ断崖の影にかくれて燕窩にならぶ幼い卵だ飛翔の夢だおの読み方
仲村渠 「頂上」

...十時を過ぎて日本の空に行き交ふ放送電波がなくなると...   十時を過ぎて日本の空に行き交ふ放送電波がなくなるとの読み方
成澤玲川 「ラヂオ閑話」

...人間はまことのこゝろ交ふが道なり...   人間はまことのこゝろ交ふが道なりの読み方
林芙美子 「浮雲」

...行き交ふ人々のうち誰ひとり知つてゐる者がない...   行き交ふ人々のうち誰ひとり知つてゐる者がないの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」

...法師の湯廊を行き交ふ人の皆十年ばかりは事無かれかし法師温泉は今時珍しい山の中の温泉で電灯さへない...   法師の湯廊を行き交ふ人の皆十年ばかりは事無かれかし法師温泉は今時珍しい山の中の温泉で電灯さへないの読み方
平野萬里 「晶子鑑賞」

...そこで湯に入る為に「廊を行き交ふ」ことになる...   そこで湯に入る為に「廊を行き交ふ」ことになるの読み方
平野萬里 「晶子鑑賞」

...其施政の際に一毫の私意を交ふ可らず...   其施政の際に一毫の私意を交ふ可らずの読み方
福沢諭吉 「帝室論」

...また硝子窓の外を行き交ふ往来の人の上半身の働き...   また硝子窓の外を行き交ふ往来の人の上半身の働きの読み方
牧野信一 「心象風景(続篇)」

...自動車や機関車が文明の煙りを挙げて往き交ふてゐる繁華な駅路へ向つて...   自動車や機関車が文明の煙りを挙げて往き交ふてゐる繁華な駅路へ向つての読み方
牧野信一 「剥製」

...されど吾等は飛び交ふ...   されど吾等は飛び交ふの読み方
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」

...されど吾等は飛び交ふ自由自在に生と死と限り知られぬ海原に天と地の定めも忘れ野の果に翻つては飛んで行くただ知る...   されど吾等は飛び交ふ自由自在に生と死と限り知られぬ海原に天と地の定めも忘れ野の果に翻つては飛んで行くただ知るの読み方
牧野信一 「変装綺譚」

...電車や自動車の行き交ふ大通へ足を入れるのが自分ながら危險に思はれるくらゐに頭が亂れてゐる...   電車や自動車の行き交ふ大通へ足を入れるのが自分ながら危險に思はれるくらゐに頭が亂れてゐるの読み方
正宗白鳥 「假面」

...其坐談には諧謔を交ふることをも嫌はなかつただらう...   其坐談には諧謔を交ふることをも嫌はなかつただらうの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

「交ふ」の読みかた

「交ふ」の書き方・書き順

いろんなフォントで「交ふ」


ランダム例文:
速度が増す   初対面   スニット  

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