...「彼は大兄 で、弟は二男だった」...
...此謂二男子擔當之志如一レ此...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...二男爵は、資生堂を出て、まっすぐに郊外の家へかえった...
太宰治 「花燭」
...長男も、二男も、三男も勉強室に去り、郁子も、和夫も、食卓の上で復習を始めるらしかった...
外村繁 「夢幻泡影」
...食後一緒に集っていた夫人や姪や二男や姪の子供達が...
豊島与志雄 「人の国」
...島津和泉久風の二男であった...
直木三十五 「南国太平記」
...長野雪景色の形容 さだ子此間朝日山の雪景色を眺めまして私が白粉を塗つたやうであると申しましたら不二男(五歳)は『お米を撒いたやうだ』と申しました...
長塚節 「十日間」
...大旗本の二男三男と言つた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二男坊は大学を出たということだったが...
火野葦平 「花と龍」
...」そこも管理している不二男さんがそう言いながら...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...一心不乱に教え通り行い二男二女を生んだ...
南方熊楠 「十二支考」
...二男は八つくらいである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...利章は福岡の邸から女房と二男吉次とを主家へ人質に出し...
森鴎外 「栗山大膳」
...庄吾満之助 中老角左衛門の三男巻野主税(ちから)別家遠江守康時の五男椙村(すぎむら)半三郎 側用人半太夫の二男そのほかには「赤」とか「かんぷり」とか「ずっこ」などいうあだ名が記憶にあるが...
山本周五郎 「菊千代抄」
...二歳の二男の三人が残り...
山本周五郎 「季節のない街」
...彼は大炊頭成豊(おおいのかみしげとよ)の二男に生れ...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...伊藤さんは博文公の御二男である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...それがまた、若気(わかげ)の兄弟たちを、逆に煽(あお)ったものとみえ、二男の祝虎が、こんどは李応(りおう)の手紙を引き裂いて叩き返したものだという...
吉川英治 「新・水滸伝」
...二男の祝虎が狙い放した一すじの矢が...
吉川英治 「新・水滸伝」
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