...「彼は大兄 で、弟は二男だった」...
...二男賛次郎は大戦中陸軍大尉の資格で糧秣廠(りょうまつしょう)に通っていたが...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...浅野は宮城県涌谷町の呉服屋の二男であったが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...同君の友人の二男が...
寺田寅彦 「自画像」
...二男の糺も連中に加わって...
徳田秋声 「足迹」
...嫡子及(および)二男三男等も勤仕を命ぜられることになり...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...大旗本の二男三男と言つた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...近頃その二男平馬殿を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...」そこも管理している不二男さんがそう言いながら...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...「あそこにその日向さんのお家があったの?」「そうです」と不二男さんがそれを引きとって言った...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...さて山神が猿なるより『好色十二男』に「かのえ申(さる)のごとき女房を持ち合す不仕合せ」とあるも...
南方熊楠 「十二支考」
...一九一四年にはケーテの二男が戦死しています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...抽斎と親しかった桂山の二男庭(さいてい)は...
森鴎外 「渋江抽斎」
...彼は相模在の豪農の二男だと...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...二歳の二男の三人が残り...
山本周五郎 「季節のない街」
...彼は二男であるし...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...同じ家中で松田弥兵衛(やへえ)という者の二男を養子にきめた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「――高時公の二男亀寿どのを負うて落ちた諏訪三郎盛高のことか」「ええ……」と...
吉川英治 「私本太平記」
...吉岡太郎左衛門の二男也...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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