...「彼は大兄 で、弟は二男だった」...
...然るに伴鐵太郎の二男なりと...
関寛 「関牧塲創業記事」
...こんな貧弱な日本なんか……」胡座をかいてゐた二男の中学生が笑ひながら躰をゆすつた...
徳田秋聲 「余震の一夜」
...玉木文之進、常徳の二男、常道の弟、松陰の叔父...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...大商店の二男坊とかで...
豊島与志雄 「白木蓮」
...あの山で修行をしていた」「八戸に生家がござるのか」「ござる」「身分は――」「父はお山改めだ」「そうして君は?」「その二男だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...人からあなたの所のご二男(じなん)は...
夏目漱石 「こころ」
...二男を子にくれないかともいいました...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...」そこも管理している不二男さんがそう言いながら...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...二男児の長ずるを待ち...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...十一世弥五右衛門は才右衛門の二男で...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...妻と二男吉次郎とを人質として城内へ送つた...
森鴎外 「栗山大膳」
...二男が七つである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...直清の二男常之助(つねのすけ)が立てることになつた...
森鴎外 「椙原品」
...二男はまん中で損得なしのどっこいどっこいだって云っただよ...
山本周五郎 「青べか物語」
...ご二男さまが……」お萱のおどろきの声もひどくよろめいたものだった...
山本周五郎 「菊屋敷」
...忠左衛門茂治の二男に生れ...
山本周五郎 「桑の木物語」
...彼は大炊頭成豊(おおいのかみしげとよ)の二男に生れ...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...吉岡太郎左衛門の二男也...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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