...「彼は大兄 で、弟は二男だった」...
...出雲は二男か三男からしく...
薄田泣菫 「茶話」
...二男の友達がダンスを教へたりして...
徳田秋聲 「和解」
...村長の二男坊から手ごめにされかけたことは...
火野葦平 「花と龍」
...もう先きに不二男さんのところに古くからいる爺やが来ていて雨戸などをすっかり明けておいてくれた...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...昨暁三時頃同人の妻を始めとして二男一女と外に下女を合はせて一家五人...
正岡容 「大正東京錦絵」
...二男が景吉であった...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...後に江戸にいた四郎右衛門の二男四郎兵衛を召(め)し抱(かか)えた...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...十五年には二男犬萬...
森鴎外 「栗山大膳」
...抽斎と親しかった桂山の二男庭(さいてい)は...
森鴎外 「渋江抽斎」
...二男の名は角三(かくぞう)といい...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...彼の上役大仲甚太夫の二男であった...
山本周五郎 「思い違い物語」
...かれらは無役であるか二男三男の輩で...
山本周五郎 「思い違い物語」
...源三郎という二男がおり...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...光圀は二男たる自分が家を継いだことに非常な慚愧(ざんき)を感じ自分の嗣子には高松の松平を継がせ...
山本周五郎 「新潮記」
...同じ家中で松田弥兵衛(やへえ)という者の二男を養子にきめた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...新田義興(よしおき)(義貞の二男)と脇屋義治(義助の子)を両翼とし...
吉川英治 「私本太平記」
...それがまた、若気(わかげ)の兄弟たちを、逆に煽(あお)ったものとみえ、二男の祝虎が、こんどは李応(りおう)の手紙を引き裂いて叩き返したものだという...
吉川英治 「新・水滸伝」
...二男基盛をさし出して...
吉川英治 「随筆 新平家」
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