...「彼は大兄 で、弟は二男だった」...
...二男の清二が潜水艦に乗組んで演習に出たきり...
海野十三 「空襲葬送曲」
...これでほんとうにこの家に二男三男が生れたことを天下に伝えたような気がします...
壺井栄 「柿の木のある家」
...二男の糺も連中に加わって...
徳田秋声 「足迹」
...こんな貧弱な日本なんか……」胡座をかいてゐた二男の中学生が笑ひながら躰をゆすつた...
徳田秋聲 「余震の一夜」
...二男も学校を卒業し...
外村繁 「澪標」
...二男の国吉は灯心売りになり...
久生十蘭 「無月物語」
...もう先きに不二男さんのところに古くからいる爺やが来ていて雨戸などをすっかり明けておいてくれた...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...不二男さんだけが私達の傍に寄って来るのを見ると...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...昨暁三時頃同人の妻を始めとして二男一女と外に下女を合はせて一家五人...
正岡容 「大正東京錦絵」
...利章は福岡の邸から女房と二男吉次とを主家へ人質に出し...
森鴎外 「栗山大膳」
...福岡の黒田兵庫が邸に預けられた利章の妻黒田氏と二男吉次郎とには...
森鴎外 「栗山大膳」
...二男が七つである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...生幸為二男児一矣...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...小学六年の二男の久...
山本周五郎 「青べか物語」
...大助は堀内惣左衛門の二男で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...故政宗の第九子に当る安房宗実(あわむねざね)の二男...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...また二男で飯坂家の養子になった仲次郎...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ここに二男袁煕(えんき)がいたので...
吉川英治 「三国志」
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