...二人連れの上等兵が追い越した...
田山花袋 「一兵卒」
...――それが自分の兄さんの嫁と二人連れなの...
近松秋江 「雪の日」
...通りかかった人足風の二人連れが「アア...
寺田寅彦 「静岡地震被害見学記」
...向うから幸福な二人連れが来てすれちがう...
寺田寅彦 「病院風景」
...女の子供たちだけ二人連れて来ましたの...
徳田秋声 「仮装人物」
...私達の外には商人体の二人連れの男と女中らしい一人の女とだけだった...
豊島与志雄 「微笑」
...この二人連れの者にいささかも害心がなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人連れでここまで来たのですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...年頃の女を二人連れて...
夏目漱石 「行人」
...姫様と二人連れ立って福原まで行きましょう...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...二人連れでどんどん飛んで行くうちに...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...いい姉さんを二人連れて来るよ...
水谷まさる 「シンデレラ」
...そして二人連れ立つて歸つて行つた...
三好十郎 「肌の匂い」
...様子の好い、美しい、若い二人連れで、結婚旅行に出たのででもあるらしく笑い交して通り過ぎたのである...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...この二人連れは背の高いのと横に平たいので...
柳田国男 「故郷七十年」
...何だか赤ん坊になって生れ故郷へ帰ったような気持ちになってボンヤリ立っていると向うから綺麗な舞い妓(こ)が二人連れ立って来た...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...夕方から二人連れの虚無僧が...
吉川英治 「剣難女難」
...「女は二人連れと申すが...
吉川英治 「私本太平記」
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