...いつも薬草採りには二人連れ立つて山に遊んでゐた人に許邁といふ道士があつた...
薄田泣菫 「独楽園」
...一人かと思つたら二人連れである...
高濱虚子 「俳諧師」
...二人連れは男と女一月十二日曇...
種田山頭火 「行乞記」
...二人連れの上等兵が追い越した...
田山花袋 「一兵卒」
...二人連れ立つて歩み出す...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...二人連れの坊さんだって?」「ええそうです」と給仕は言った...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...往路に若い男女の二人連れが自分たちの一行を追い越して浅間(あさま)のほうへ登って行った...
寺田寅彦 「小浅間」
...ただ二人連れの客が何か買物をしてるのだけが違っていた...
豊島与志雄 「悪夢」
...盃をやりとりしていた新来の二人連れから...
豊島与志雄 「変る」
...暑中休暇には二人連れで三日ばかり箱根(はこね)へ出掛ける...
永井荷風 「ひかげの花」
...あとの二人連れのさむらいの部屋では...
中里介山 「大菩薩峠」
...船夫(せんどう)を二人連れて...
中里介山 「大菩薩峠」
...見知らぬ二人連れの男のひとと並んで...
林芙美子 「新版 放浪記」
...二人連れの男が大山に訊いた...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...いい姉さんを二人連れて来るよ...
水谷まさる 「シンデレラ」
...様子の好い、美しい、若い二人連れで、結婚旅行に出たのででもあるらしく笑い交して通り過ぎたのである...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...彼は彼方に意外な二人連れを見出し...
吉川英治 「私本太平記」
...走って行った乾児は仮橋普請(ぶしん)をしている大工を二人連れて来て...
吉川英治 「宮本武蔵」
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