...大杉は野枝さんと二人連れで...
内田魯庵 「最後の大杉」
...今これこれの二人連れが帰らなかったかと聞いた...
海野十三 「蠅男」
...擦(す)れちがった二人連れの紳士がくすくすと笑って行った...
相馬泰三 「六月」
...電燈屋さんが二人連れでやつてきたが...
種田山頭火 「其中日記」
...今朝ほど早く二人連れの坊さんが...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...妹と二人連れで助かったと語られているのは...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...隣りに言葉訛(なま)り奇妙なる二人連れの饒舌(じょうぜつ)もいびきの音に変って...
寺田寅彦 「東上記」
...向うから幸福な二人連れが来てすれちがう...
寺田寅彦 「病院風景」
...盃をやりとりしていた新来の二人連れから...
豊島与志雄 「変る」
...ただじっと二人連れを見ていた...
豊島与志雄 「変る」
...隣りに自分より少し小柄の子供を二人連れ...
中島敦 「環礁」
...太田の二人連れが帰ると...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...姫様と二人連れ立って福原まで行きましょう...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...大庭・高尾と二人連れて大阪へ出る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...二人連れを透して見る...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...吾れ勝ちに揚る揚雲雀も長閑な博多東中洲の野菜畑の間を縫うて行く異様な二人連れがあった...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...菖蒲河岸(あやめがし)から浜町附近の露地を流して来た二人連れの虚無僧(こむそう)がある...
吉川英治 「江戸三国志」
...その釈然と出来なかった原因は、あの男がひどく山鹿十介に似た後姿をもっていた、ということと、その二人連れが、山鹿の別荘から出て来たということであったのは勿論(もちろん)だ...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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