...事務家の楽しむ所は action のおもしろみ...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...室内を見廻して彼の事務家振りを推測することであり...
谷譲次 「踊る地平線」
...お前さんはいつも立派な事務家でしたがね」と...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...あなたは事務家ですからなあ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...会社などへ勤めているわれわれ事務家は...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...あんたも婦人の事務家なんだからね...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...事務家ではあったがあまり役に立たなかった...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...こういう問題を真剣に提出した最初の哲学者は当時国際的な外交事務家であったライプニツである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...伯は大事務家なり大行政家なりされど伯の最も偉なる所は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...事務家で、敏腕家で、利己的で、率直でまた狡猾(こうかつ)で、熱情的で、一人よがりである彼は、自分の仕事をフランスの仕事と同一視し、人類の仕事とさえも同一視していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...事務家らしい顔つきと悪者らしい様子とをそなえていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...七十七細君の父は事務家であった...
夏目漱石 「道草」
...知っての通り事務家ではない...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...いわゆる事務家の働に依頼せざるをえず...
福沢諭吉 「学問の独立」
...何んな点でも彼に似たところのない此処の元気の好い事務家の仲間に加はつて働く時間が最も楽しい! と云つてゐた...
牧野信一 「F村での春」
...もう古手の事務家ですがね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...ああ私は実に几帳面な事務家で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...而して吾人の彼れに敬服する第二の点は其事務家的能力是也...
山路愛山 「明治文学史」
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