...「三三九度(さんざくくど)」という言葉で、箕のようなもので米研ぎをすること...
...――熱もまだ九度(くど)からあるんだとさ...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...夜(よ)に入りて発熱三十九度...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...太陽は冬期は毎日一・〇一五九度...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...八九度の間を上下して今に解熱せず...
高濱虚子 「續俳諧師」
...ナリン太子殿下横浜御出航以来御不例予(かね)テ船医ニ於(おい)テ流行性脳脊髄膜炎(のうせきずいまくえん)ト診断船中ニ於テ御加療中ノ処病勢御険悪発熱三十九度五分囈言(げいご)アラセラレ...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...もはやこの付近一帯を測量すれば――詳しく言えば東経十九度三分南緯八度四分に達しさえすれば...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...突然九度ばかり熱が出たんださうです...
徳田秋聲 「和解」
...熱をはかると九度八分に上っていた...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...三十九度内外の高熱が往来した...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...そしたら銅棒が零下三十九度より温かくては氷晶が出来ないが...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...いよいよ此月の十五日には三三九度の杯事(さかずきごと)をと話の決ったのは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「いざ三三九度の杯(さかずき)という時...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...和歌山の伊都郡九度山町の...
林芙美子 「浮雲」
...勝負は小勝負九度を重ねて完結する者にして小勝負一度とは甲(こう)組(九人の味方)が防禦(ぼうぎょ)の地に立つ事と乙(おつ)組(すなわち甲組の敵)が防禦の地に立つ事との二度の半勝負に分るるなり...
正岡子規 「ベースボール」
...蝶々さんの式服に白いウチカケを着て三三九度の盃をするとか...
三浦環 「お蝶夫人」
...最初は三々九度の真似事らしく...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...さすが後年(こうねん)九度(ど)山(やま)に身をかくしても...
吉川英治 「神州天馬侠」
...月叟(げっそう)伝心――九度山の幸村(ゆきむら)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??