...お前は死霊(しりょう)の祟りを受けてゐる...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...これはどうも部屋に祟りがあるのだろうと...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...きまって鯨の祟り――を持出す...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...丸辰の「鯨の祟り」が思い出されたりして...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...こんな式位で噂に聞いた大蛇(おろち)の祟りが無事に取(と)り除(の)けられるものか...
薄田泣菫 「茶話」
...どんな祟りがあるかも知れん...
田中貢太郎 「殺神記」
...十八年目に祟りがある...
田中貢太郎 「妖怪記」
...「女の祟りじゃ」さすがの寛一郎も弱ってしまって...
田中貢太郎 「掠奪した短刀」
...丑寅の方位に当る南天の樹の祟りであつた...
萩原朔太郎 「易者の哲理」
...呪いの祟りのと騒ぎまわるのは...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...医者が先に立ってこれはなにかの祟りでしょうと言うんだそうですから...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...おでんの祟りか腹がいけない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...さうせねば祟りがあるとか...
別所梅之助 「石を積む」
...捕えてこれを殺せば祟りがあり...
柳田國男 「日本の伝説」
...何かの祟りではないかとユタに頼んで占ってもらい...
山之口貘 「私の青年時代」
...その祟りがこっちへきて...
山本周五郎 「山彦乙女」
...――もっともこの巻物の祟りと申しますのも久しい事出ませんので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...それやこそ……死んだ友吉の祟りだ...
夢野久作 「爆弾太平記」
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