...乙二等(おつじら)の自詠を書せるもの各一幀...
芥川龍之介 「わが家の古玩」
...甲乙二国の戦うている間に利益を占め得べき位置に立つ第三者の国が大いに喜ぶのはもちろんである...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...また甲乙二種族が戦うて充分疲れたところをねろうて...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...一例をあげて見るに甲乙二団体が相敵視している間は...
丘浅次郎 「動物界における善と悪」
...文科の乙二年生だということでしたが...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...甲乙二県とハ単に名義上の区別にして人類同胞の区別にあらざるなり...
田中正造 「非常歎願書」
...一、作品そのものゝ価値(純文芸的)一、作品が時代へ働らきかけた価値(史的意義)この二つの価値を併せ有する作品としては芭蕉、啄木、前者の例は乙二、牧水、後者のそれは子規等...
種田山頭火 「其中日記」
...ただ甲乙二人の描いた人相書きがちがう場合にどっちも自分のかいたほうが「正しい」と言って...
寺田寅彦 「自画像」
...また甲乙二物体の温度の差でも触覚で区別できる差は寒暖計で区別できる差よりははるかに大きい...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...二つの音を相次いで聞くときに始めて甲乙二音の音程差に対して特別な限定が生じ...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...そこに甲乙二句一つ一つとはまた別なある物が生まれ...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...すなわち甲乙二つのパートが並行するとして...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...しかしこの連想による甲乙二つの対象は決して簡単な論理的または事件的の連絡をもっているものではなくて...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...やはり甲乙二類に分れるものと思われます...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...此作は、名古屋刑務所長、佐藤乙二氏の、好意によって産れ得たことを附記す...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...「甲乙二人の旅人あり...
牧野信一 「四郎と口笛」
......
正岡子規 「読書弁」
...前例の甲乙二者の中どちらに類似するかといふと...
正岡子規 「読書弁」
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