...中には文学史上の著名の傑作が時代という考を去るとしばしば価値が乏しくなる幾多の例から推して...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...少年にして智慧があつたら進取の気力に乏しくなるだらうし...
薄田泣菫 「茶話」
...想像力が乏しくなることである...
薄田泣菫 「茶話」
...埋火(うずみび)炭火を灰で埋めれば酸素の供給が乏しくなるから燃えにくくなって永く保っている...
寺田寅彦 「歳時記新註」
...その道徳的な権威に乏しくなるし...
戸坂潤 「社会時評」
...人生はあまりに貧弱になりあまりに色彩に乏しくなるだろう...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...書くべきことが甚だ乏しくなる...
豊島与志雄 「風俗時評」
...中年となれば感激次第に乏しくなる代り...
永井荷風 「小説作法」
...石油は乏しくなる...
永井隆 「この子を残して」
...食物が乏しくなる...
中里介山 「大菩薩峠」
...工藝美が乏しくなるのである...
柳宗悦 「工藝の道」
...私の懐中(ふところ)が次第に乏しくなると共に私の身体(からだ)も弱って来た...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...物乏しければ乏しくなるほど...
吉川英治 「新書太閤記」
...「…………」榾(ほた)の火が乏しくなると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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