...一家の主人として威厳を保つ必要がある身分として...
石川欣一 「山を思う」
...これまで主人として事(つか)へた大きな龍と鬪つた...
薄田泣菫 「久米の仙人」
...主人としても鼻が高く...
谷崎潤一郎 「細雪」
...宿屋の主人としての理論...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一人のけんしきの高い老女を主人として...
中里介山 「大菩薩峠」
...この家の主人として...
中里介山 「大菩薩峠」
...表では主人としての権式(けんしき)を保っていましたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...今や相当大なる財力の主人としての実力を持っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...吾(われ)らは平和なる家庭の主人として...
夏目漱石 「思い出す事など」
...大家の主人として恥かしくはありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...邸を取り仕切る女主人としては...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...もし女主人として帰れたら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...しまいには御主人としてお仕えする方についておいでになる方と思いまして呑気(のんき)にして来たのですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかも御主人としては...
夢野久作 「奥様探偵術」
...地方の豪族の主人として教養もあるほうだったが...
吉川英治 「黒田如水」
...さもあらば、主人として、それに応戦せざるを得ぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...「……不愍(ふびん)な」と、ふと漂泊(ひょうはく)の家族に、あす知れぬそれらの者の運命に、親として、良人(おっと)として、主人として、断腸の感を抱いていたのであるまいか...
吉川英治 「新書太閤記」
...生涯を托す主人として働いていた...
吉川英治 「平の将門」
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