...中里介山や、白柳秀湖などいふ人々が、平民社の親しい友であつたことも忘れることはできません...
石川三四郎 「浪」
...西は内山や中里と共に頻りにイブセンやメタリンクやストリンドベルヒの脚本を批評し合つてゐた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...もし小説に仮托するなら矢野龍渓や東海散士の向うを張って中里介山(なかざとかいざん)と人気を争うぐらいは何でもなかったろう...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...この中里から小泊までの間に在つたものらしい...
太宰治 「津軽」
...一時三十分に中里行きが出る...
太宰治 「津軽」
...中里介山の「大菩薩峠」である...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...人口に膾炙(かいしゃ)している中里介山君の「大菩薩峠」の内から引例して見よう――...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...中里、白井、大仏氏らが筆をたったあとの大衆文学壇は、今日の状態では、沢田正二郎没後の剣劇と同一の試練にたえなければならぬであろう...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...それにあの小説で筋ばかりを見る人があつたら恐らく作者中里介山君は苦笑いをするだろう...
平山蘆江 「大菩薩峠芝居話」
...筋を辿る爲めにあの小説を書いている中里介山君ではないのだろうから...
平山蘆江 「大菩薩峠芝居話」
...程もなく同君は山梨県東八代郡花鳥村竹居の疎開地から無事に都下滝野川区上中里十一番地の自宅へ還った...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...芥川賞の中里恒子は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...中里介山の大菩薩峠の如きものはまだ無かったが...
柳田國男 「書物を愛する道」
...一年中里にいて食物が最も多く...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...駒込中里の先輩の家と不義理を重ねて転々としているうちに大正十二年九月一日の大地震なのであった...
山之口貘 「私の青年時代」
...将軍家の御鷹をあずかる中里御鳥見の家にいて...
吉川英治 「御鷹」
...中里介山氏の「夢殿」といふのは厩戸皇子を書いたものだが...
吉川英治 「折々の記」
...台所役人の中里仁右衛門の部屋を覗(のぞ)いた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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