...我等の一生を貫く中心となることは決して出來ないであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...随所の一団に中心となるおとよさんが今日はどうしたか...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...その中心となるのは信乃と道節とで...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...武力によって中心となるという如き事が長く続けば...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...六 家屋の中心となる神聖な柱を立てた...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...中心となるべき主人のゐなかつた寂しさが...
徳田秋聲 「余震の一夜」
...「農村共同施設の中心となるものは部落中心青年協同施設であって...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...あらゆるものの中心となる...
豊島与志雄 「阿亀」
...もはや中心となるものがなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...国家の情報を一手に集める資料をあつめる中心となることが試みられたのである...
中井正一 「巨像を彫るもの」
......
永井荷風 「書かでもの記」
...西の方で中心となるは...
中里介山 「大菩薩峠」
...その中心となる民族が...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...けれどもはかない私の思い出の中心となるのはこの柳屋の娘ではなかった...
水上滝太郎 「山の手の子」
...もしくは近世の野州古峰原(こぶがはら)のように一派の信仰の中心となるべき境まできていたので...
柳田国男 「山の人生」
...私の第六感によって推理した事件の真相の中心となるべき事実が...
夢野久作 「暗黒公使」
...中心となるべき重要な諸問題は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...もう先月のことにはなるが高利貸森脇将光が政局の中心となる...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
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