...學校に代つて諸君の生活の中心となるものが...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...随所の一団に中心となるおとよさんが今日はどうしたか...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...武力によって中心となるという如き事が長く続けば...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...直径おおよそ一分(ぶ)の百分一くらいのもので一滴ごとに凝結の中心となるべき核をもっている...
寺田寅彦 「歳時記新註」
...国家の情報を一手に集める資料をあつめる中心となることが試みられたのである...
中井正一 「巨像を彫るもの」
......
永井荷風 「書かでもの記」
...西の方で中心となるは...
中里介山 「大菩薩峠」
...その中心となる民族が...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...中心となるべき四五人の関係事実と...
平出修 「逆徒」
...この球こそこの遊戯の中心となる者にして球の行く処すなわち遊戯の中心なり...
正岡子規 「ベースボール」
...大河を利用したりなどして経済の中心となる...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...けれどもはかない私の思い出の中心となるのはこの柳屋の娘ではなかった...
水上滝太郎 「山の手の子」
...もしくは近世の野州古峰原(こぶがはら)のように一派の信仰の中心となるべき境まできていたので...
柳田国男 「山の人生」
...私の第六感によって推理した事件の真相の中心となるべき事実が...
夢野久作 「暗黒公使」
...中心となるべき重要な諸問題は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...街の形状そのものが明瞭に精神の中心となる原点を持っているからだと気が附いた...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...もう先月のことにはなるが高利貸森脇将光が政局の中心となる...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...五丈原頭に倒れる日まで忠涙義血に生涯した諸葛孔明が中心となるものである...
吉川英治 「三国志」
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