...操座の由來淡路の人形で最も歴史の古いのは勿論三原郡市村字三條の上村源之丞座である...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...松蔵と総之丞は其の後から往った...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...総之丞は前へ出た...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...宇津木文之丞は何気(なにげ)なく入って来た人を見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...一緒にするやうにと話のあつた金之丞樣を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今ここで見る通り、鳴川留之丞も、鞍掛宇八郎もこと切れていたのだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何の用だえ」やがて宝生栄之丞は...
正岡容 「吉原百人斬」
...――でも、雪之丞は、ほんとうに、この場に来てくれるであろうか? まいったら、うれしいけれど――まあ、どんなことをいい出したらよろしいやら――わくわくと、少女の胸はとどろき躍(おど)る...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...お庫(くら)を狙っていたように見うけました」雪之丞は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ようし、どうするか、覚えてやあがれ――三斎から盗むかわりに、てめえの部屋から、一ばん大切な物を取ってやらずには置かねえから――盗みが渡世になってしまっているお初、雪之丞に、不思議な好奇心を懐(いだ)くと同時に、妙な発願を立ててしまった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そして、彼女は、雪之丞が、畢生(ひっせい)の大願としている、例の復讐(ふくしゅう)の望みを聴き知ったのを幸い彼の計画の一切を、曝露(ばくろ)して、存分に辛(つら)い目を見せてやらねばならないと、決心したのであったが、しかし、この門倉平馬という、これも、雪之丞に、恐怖すべき害心を抱いているに相違ない人物が、たった今、自分の色香にうつつを抜かしているのを見ると、また、別の考えが起って来た...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...翻(かわ)すかと見えた雪之丞...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...雪之丞の近くで、立ち止まって、その抱きしめたものを、両手でかざすようにしたが、「ほ! こりゃどうじゃ! 死んだかな? 死にはすまい? たった今まで、おぎゃおぎゃいっていたんだ――おい、目をさませ! 赤んぼめ!」ハッとして、雪之丞は、目をみはった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それはそれとして別に梅玉の友之丞のいゝのをいはれてゐた...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...その弟の右近衛丞(うこんえのじょう)で解職されて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...丞相の御命に接せぬうちは...
吉川英治 「三国志」
...わが丞相は、足下の英才を惜しんでやまぬゆえに、ふたたびそれがしをこれへ差向けられたものだ...
吉川英治 「三国志」
...こう、弦之丞は、心のうちでうなずいた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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