...長篇『お光壯吉』を世に問うてゐた小劍は...
宇野浩二 「「鱧の皮 他五篇」解説」
...森を出てのちさらに筆を加えて一八五四年に世に問うたが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...今の世に問うて慨嘆するのは無理であらう...
永井壮吉 「冬日の窓」
...世に問うて自ら明らかに示すものであるから...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...5彼が世に問うた第一作は「鼻」(大正五年)である...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...「スワン家の方」を世に問うた時...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...その研究の一端をどこまでも詩的作品として世に問うたところに...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...それをはじめから一卷として世に問うたものらしい...
堀辰雄 「「鎭魂曲」」
...世に問うた「影絵は踊る」という未熟な長篇小説の中へ写し出している...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...いわゆる欧化時代の横顔(プロヒイル)たる西洋人情噺の諸作については引き続いて世に問う『圓朝』後半生篇の附録に語ろう...
正岡容 「我が圓朝研究」
...そいつを世に問う事が出来なくても...
三好十郎 「好日」
...関藤藤陰が日本政記を補訂して世に問うたと云ふを以て插入せられたとすると...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その「模様集」を出して世に問うた...
柳宗悦 「工藝の道」
...今頃これくらいのものを纏(まと)めて世に問うことは...
柳田國男 「地名の研究」
...一応はこの形をもって世に問う必要があるのである...
柳田国男 「山の人生」
...もっとも大罪として世に問うことだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...もうそれを世に問うて見るも早くはなかろう...
吉川英治 「山浦清麿」
...これらの論文をここに輯録(しゅうろく)し世に問うのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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