...彼等は郷土から来た人は、それが親類であろうと、友人であろうと、あるいは全然知らぬ人であろうと、出来さえすれば、泊めてやり、食事を与える...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...将帥の性格が会戦指揮方針に与える作用も前述の如く軽視出来ないが...
石原莞爾 「戦争史大観」
...無用不利の刺戟を彼等の本国に与えることは策の上々たるものではないというものであった...
海野十三 「地球発狂事件」
...平民に与える」と云う民衆芸術論はない...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...自分にいちばん苦痛を与える別離の悲しさを...
田中英光 「さようなら」
...あまり快くもなさそうな承諾を与えると...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...誇張されたステレオ効果はかえって非常に非現実的な感じを与えるということは...
寺田寅彦 「映画芸術」
...立場の概念にこのような終局的価値を与える処から...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...なるべく一部の社会常識や通念に手頼って之を合理化し之に倫理価値を与えるのでなければ権威を生じないが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...注意して見る者にはいい感じを与えるようだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...よした方がよかろうぜ」と注意を与えると...
中里介山 「大菩薩峠」
...私の神経に一種の昂奮(こうふん)を与えるのです...
夏目漱石 「こころ」
...非難と軽蔑の正当な理由を我々に与えることによって...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...その代りハムにでもすると消化が良くって腸チフスの後に第一の肉食は上等のハムを与えるという位だ...
村井弦斎 「食道楽」
...(プセウド・ガルス)それはソクラテスの顔とはあべこべの印象を与える...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...師匠の作って与えるものであるという...
柳田国男 「雪国の春」
...御身に授け与えるであろう」母子は恩に感じて泣きぬれた...
吉川英治 「三国志」
...その有害な結果に対する幾らかの補償を与えるものと考えられるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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