...さう云ふ不都合な図々しい奴は大勢の中で赤恥をかゝして以後そんな真似をさせない位のつもりで...
伊藤野枝 「内気な娘とお転婆娘」
...不都合なことですけれど...
伊藤野枝 「転機」
...で、出来ることなら質屋の通帳を、四通でも、五通でも、ありつたけ取り出して用立てしたくは思ひましたが、不都合な事には、その持合せがなかつたので、私はひどく恐縮してあやまるやうに、「手元に持合せてゐましたら、喜んで御用立てするのですが、あいにく一通も……」「お持ちになりませんか...
薄田泣菫 「質屋の通帳」
...学位をめぐるあらゆる不都合な事件の発生の胚芽(はいが)となり...
寺田寅彦 「学位について」
...重力は時々人殺しをする不都合なものであると言って生徒を訓戒したらそれは滑稽(こっけい)を通り越してしまった狂気の沙汰(さた)であろう...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...それはあるいは伝習を固執するアカデミックな画家や鑑賞家の眼からは甚だ不都合なものであるかもしれないが...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...連句というものをほんとうに研究するには不都合な態度である...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...不慣れのために実生活で間々不都合なことが生じるという点にあるのだろうと思うが...
戸坂潤 「社会時評」
...不都合なところだけ黒く塗って...
夏目漱石 「虞美人草」
...夢のような不都合な人物...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...深沢深のこの不都合な演奏を止めようとする者もありません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...不都合なことがあって永の暇(いとま)になり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...不都合ななすべからざる行為を企てでもしているように...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...いろいろ不都合なことがこれから起ることを予想しはじめ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...不都合なのは自分である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...不都合な家でもこの家に隠れていらっしゃい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今までの話のように第三者の吾々が選むとなるとドッチにしても不都合な点が出来て...
夢野久作 「霊感!」
...金満家の高瀬理平と夫人お槙の不都合な点を熱をもって語りだした...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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