...最も普通にあり安価な薬品は不道徳な薬剤師の混ぜ物の手を逃れることはできない...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...不道徳な現在の製造者たちの目的は...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...斯くの如き人は又不道徳なる肉情が存するが如く不道徳なる禁慾主義が存するといふことを知つてゐる...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...宗教者不道徳なるときは...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...コンスタンティヌス帝はギリシャやローマで異教の時代に盛んであった不道徳な競技や見世物を禁ずる法律を通した...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...フロリゼル殿下に不愉快な氣持を起させた不道徳な行ひを公言した事などを思ひ出してびくりとした...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...かかる不道徳な道徳が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不道徳な行為や人物を批判する生(なま)なやり方は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不道徳な行いをするにしても...
豊島与志雄 「自由人」
...第二に、プラトンは、不道徳なものをうつすからいかんというのであるが、(一)アリストテレスは、決して、芸術というものは、不道徳なる人物、不道徳なる事件を写すのではないという...
中井正一 「美学入門」
...後で係官の一人が不道徳な歎声を漏(もら)したほど...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...不道徳なことを申上(もうしあ)げてまことに恐縮ですが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...とてつもなくだらしのない不道徳な野性が...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...もしくは自己の不道徳な生活を弁護したりすることが懐疑の正当な動機であることができないのは明白なことである...
三木清 「語られざる哲学」
...幸福を語ることがすでに何か不道徳なことであるかのやうに感じられるほど今の世の中は不幸に充ちてゐるのではあるまいか...
三木清 「人生論ノート」
...幸福を語ることがすでに何か不道徳なことであるかのように感じられるほど今の世の中は不幸に充(み)ちているのではあるまいか...
三木清 「人生論ノート」
...そのときの一瞬の戦慄(せんりつ)に似た深い感覚の歓びは、憚(はばか)り隠すべきもの、不道徳なもの、受けてはならぬもの、恥ずべきものというふうに思えた...
山本周五郎 「めおと蝶」
...それとて彼には彼の解釈の仕方があって発明方法を盗むということは文化の進歩にとっては別に不道徳なことではないと思っているにちがいない...
横光利一 「機械」
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