...根性が君ひどく下劣で不道徳なのだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...メートルが不道徳なのは...
戸坂潤 「社会時評」
...不道徳な卑しい政治が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不道徳な行為や人物を批判する生(なま)なやり方は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それを不道徳な行ないにまで応用しようとしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...君みたいな不道徳なことはしない...
豊島与志雄 「反抗」
...不道徳な風儀を犯しても...
夏目漱石 「模倣と独立」
...八幡城の不道徳な生活など...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...どうしてどうして親子喧嘩……そんな不道徳な者でない...
二葉亭四迷 「浮雲」
...それが不道徳な傾向だと云ふ事に氣がおつきになりましたのね...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その面白くなかつたといふのが不道徳な妄想の戯れに過ぎなかつたのを後悔した...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...殊に不道徳なる先生の鹿爪(しかつめ)らしき道徳談や...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...幸福を語ることがすでに何か不道徳なことであるかのように感じられるほど今の世の中は不幸に充(み)ちているのではあるまいか...
三木清 「人生論ノート」
...私はそれらを不道徳な工藝品と呼びたいのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...不道徳なことが公然とおこなわれ...
山本周五郎 「季節のない街」
...なんと不道徳な者たちであろう...
山本周五郎 「留さんとその女」
...そのときの一瞬の戦慄(せんりつ)に似た深い感覚の歓びは、憚(はばか)り隠すべきもの、不道徳なもの、受けてはならぬもの、恥ずべきものというふうに思えた...
山本周五郎 「めおと蝶」
...不道徳な嬌(なま)めかしさが匂っていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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