...不規則にヒューヒュー鳴ることか...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...攻者は単に正面からだけでなく前後左右から不規則に不意の射撃を受ける結果...
石原莞爾 「最終戦争論」
...この灰色の四十平方寸ばかりの面積の上に不規則に散在しているさまざまの斑点であった...
寺田寅彦 「浅草紙」
...不規則にあちらこちらと人から人を伝わって...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...彼の生活は近頃殊に不規則になつてゐたので...
徳田秋聲 「歯痛」
...人や車は不規則にいかにも物懶(ものう)くその下の往来に動いているが...
永井荷風 「曇天」
...横町は真直(まっすぐ)なようでも不規則に迂曲(うね)っていて...
永井荷風 「夏の町」
...皷動は不規則に打って...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...表面が不規則に曲線を描くのみで...
夏目漱石 「草枕」
...色々な起伏を不規則に連(つら)ねている...
夏目漱石 「草枕」
...その恰好(かっこう)がちょうど仏手柑(ぶしゅかん)のごとく不規則に歪(ゆが)んでいるのに一種滑稽(こっけい)な思いをした...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...国王の宮殿の建物は不規則に並んでいて...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...――その光景には何か気ちがいめいた趣きがあった――さらに塔の尖端はバルコニー風になっていて、その胸壁が、まるでおどおどした子供の手か投げやりな子供の手で描かれたように、不確かな様子で、不規則に、ぼろぼろに、青空のうちにぎざぎざの輪郭を浮かび上がらせていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...其二つの灯が離れて居ないで不規則に接続して見える...
正岡子規 「ラムプの影」
...人口はより大となり増加はより不規則になるのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...地電流は地質の相違並びに水分の多少に従って非常に不規則に...
武者金吉 「地震なまず」
...ゴチヤ/\と不規則に立ち塞がつてゐる山が次第に四方へ片づいて...
吉江喬松 「山岳美觀」
...火の玉は不規則に混乱して...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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