...唇の線がちょっとばかり不規則になったところで日常の生活に差し支えはないし...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...古い瓦屋根に草の茂った貸長屋が不規則に並んで...
寺田寅彦 「イタリア人」
...いわんや今回のごとき大地震の震源はおそらく時と空間のある有限な範囲に不規則に分布された「震源群」であるかもしれない...
寺田寅彦 「地震雑感」
...糸は椎の木から落ちて不規則にこんぐらかっています...
豊島与志雄 「椎の木」
...ずっとブレーヌ・ラルーの方まで不規則に延びている様はいかにもみごとだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それでみると、嘆息のまにまに、不規則に、秩序もなく、選択もなく、目的もなく、折りに従って、考えをそのまままき散らしたものらしかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...陰鬱(いんうつ)な小家(こいへ)は不規則に限りもなく引きつゞいて...
永井荷風 「すみだ川」
...表面が不規則に曲線を描くのみで...
夏目漱石 「草枕」
...不規則に濃淡を乱した雲が幾重(いくえ)にも二人の頭の上を蔽(おお)って...
夏目漱石 「行人」
...不規則にしかも疎(まばら)にもじゃもじゃしている...
夏目漱石 「坑夫」
...二三度不規則に曲った極(きわ)めて分り悪(にく)い所にいた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...その恰好(かっこう)がちょうど仏手柑(ぶしゅかん)のごとく不規則に歪(ゆが)んでいるのに一種滑稽(こっけい)な思いをした...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...田の中の路が不規則にうねってなかなか思うように出られない...
夏目漱石 「夢十夜」
...床(ゆか)の上を見るとその滴(したた)りの痕(あと)が鮮やかな紅(くれな)いの紋を不規則に連(つら)ねる...
夏目漱石 「倫敦塔」
...却ってより不規則になり...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...不規則につながっており...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...単にその毀(やぶ)れた外皮のカケラが暫時不規則に紙に貼り着くのみである...
牧野富太郎 「植物記」
...不規則に曲ったり波を打ったりしているし...
山本周五郎 「季節のない街」
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