...不心得な小説孫が...
泉鏡花 「薄紅梅」
...この不心得な侍従は...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そういう不心得な店員を出すことも少ないのであって...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...などと云う不心得な質問を発するお客は...
谷崎潤一郎 「細雪」
...興味を有って期待していた不心得な人間達はやや失望したかも知れないが併しそれだけに...
戸坂潤 「社会時評」
...時々不吉なうめき声を出す不心得な日本人がないではない...
戸坂潤 「社会時評」
...先生のセロの勉強ぶりを拝見するという不心得なことをしたこともあった...
中谷宇吉郎 「続先生を囲る話」
...少し不心得な話であるが...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...あんな不心得な考を起さずに...
野村胡堂 「悪人の娘」
...何んと言う不心得な――...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...不心得な者が奧に積んである千兩箱に手を掛けると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不心得な娘でございますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不心得な娘でございますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...粥を啜(すゝ)らせて居たといふぢやないか」「――」「そんな不心得な人間は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...雪子は何といふ不心得な不孝な女だらうと...
正宗白鳥 「孫だち」
...不心得な奴が持てば金銭も馬糞同然だ...
南方熊楠 「十二支考」
...まだ若いのに何という不心得な人かいな...
夢野久作 「近世快人伝」
...なおまた、不心得なやつが、賽銭箱を破ろうとして銭瓶(ぜにがめ)の穴に異状のあった節は、すぐに高麗村まで急報いたしてくれるように...
吉川英治 「江戸三国志」
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