...たまたま一部に不徳漢があったということは決して四社連盟を正当づける理由とはならない...
伊丹万作 「映画界手近の問題」
...何者とも知れない不徳漢が...
上村松園 「作画について」
...死してなお不徳漢になり終らなければならぬ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そういう不徳漢や自分に対する裏切り者を...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...彼らは不徳漢で反逆者ではあっても...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「不徳漢で……卑怯者で……...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...悪人、猛獣、不徳漢、などとその英雄を呼んだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「一行中唯一人の不徳漢たりし一外人水夫」の所為に帰している...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...問題の不徳漢自身も負傷のため死んだ...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...事件の元凶たる不徳漢が所詮(しょせん)天罰を免れ能(あた)わなかったという事実は...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...しかもオッペルトが最後にいたって天から降ったように書加えたところによると例の牛泥棒の不徳漢は「我々の内地進入(撥陵行)を遅延させた張本人でもあった」(どこで? いかにして? はいっさい不明)というから...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...恋人をすら欺かなければならなかった不徳漢にとって...
平林初之輔 「人造人間」
...それは「不徳漢」という一種の刻印を...
横光利一 「旅愁」
...「不徳漢」と狙って来る精神の白刃であった...
横光利一 「旅愁」
...酒の上の不徳漢をつよく憎むものである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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