...火山地方(かざんちほう)の地下熱(ちかねつ)の利用(りよう)などもあることだから...
今村明恒 「火山の話」
...水晶のごとき清水(しみず)に勝る下熱剤のあるなし...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...妻君発熱「猫」はかけないと思うたらすぐ下熱...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...乾漆(ウルシ)合歓(ネム)の木の樹皮の粉末をパパイヤの乳液で溶いた下熱剤を一ポスラム(約五合)あまり...
久生十蘭 「新西遊記」
...瀉血から下熱剤までの過程をはじめからもう一度くりかえす...
久生十蘭 「新西遊記」
...月下熱海街道を駆足して...
牧野信一 「貧しき日録」
...亀の尾を打った拍子にひどく脳に響いて熱が出たのだからそう大した事はないと云って下熱剤を置いて行ってしまった...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...何にも下熱剤をつかってないと云うんですもの...
宮本百合子 「黒馬車」
...二十九日にはすっかり下熱して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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