...燕雀生の下問を仰がん...
芥川龍之介 「念仁波念遠入礼帖」
...実に御下問の条々が理に叶(かな)って尋常のお尋ねではないので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...事に於て下問有り...
太宰治 「右大臣実朝」
...下問に応じて蝦夷の種類を説いて云はく...
太宰治 「津軽」
...官林拂下問題の醜聞頻りに出でて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それも目下問合はせ中です...
原民喜 「書簡」
...何がはじまろうってえの」まるで女王さまからご下問でも受けたように...
久生十蘭 「キャラコさん」
...「御下問の件小生自身何の経験も御座いません」とて...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...これに関するご下問があったのであろう...
武者金吉 「地震なまず」
...聖人の尊敬すべき祈祷(きとう)力などについての御下問もあったのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...襟を正して下問された...
吉川英治 「三国志」
...こんど都に上って、天子に謁(えっ)し、その折、ご下問によって、初めて、わが家の家系をお耳に達しましたところ、天子には直ちに、朝廷の系譜をお調べになり、まぎれもなく、劉玄徳が祖先は、わが漢室の支(わか)れた者の裔(すえ)である――玄徳は朕(ちん)が外叔(がいしゅく)にあたるものぞと、勿体ない仰せをこうむりました...
吉川英治 「三国志」
...軍師の意見をご下問になられてみた上...
吉川英治 「三国志」
...重臣の秘密会でこう下問した...
吉川英治 「三国志」
...帝は、司馬懿を召して、対策を下問した...
吉川英治 「三国志」
...ご下問になられたことであろう...
吉川英治 「三国志」
...帝座に召されておそくまでさまざまな下問にこたえていた...
吉川英治 「私本太平記」
...「六波羅の内部は、どんな有様か?」また、「正成の千早城のささえはどうか?」などを、義高はさっそく、下問された...
吉川英治 「私本太平記」
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