...ナプキンを取り上げながら...
有島武郎 「或る女」
...鰺の一つを箸(はし)で高々と摘(つ)まみ上げる...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...即ちたえず健康を引き上げ健康さを発達させることが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...携えていた包みを取り上げて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...敵の砲火の下を冒してなされたあの驚嘆すべき梯形(ていけい)行進中にあって勇名を上げた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それから、右手の護摩木長さ一尺二寸、幅三指の――紫剛木、旃壇(せんだん)木、楓香木、菩提樹を取って、炉の中へ積上げ、その上に、小さい杓で、薫陸(くんろく)香、沈香、竜脳、安息香の液をそそいだ...
直木三十五 「南国太平記」
...久ぶりに取上げる杯(さかずき)の味(あじわい)と...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...身体(からだ)が締ってらあ――」と讃美の声を上げるものもありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「親爺(おやじ)は全くあれで自分の地位を拵(こしら)え上げたんだね...
夏目漱石 「行人」
...一字一字の間にわざと長い句切(くぎり)を置いて読み上げる小学二年生の頓狂(とんきょう)な声を...
夏目漱石 「明暗」
...この二品を取上げると...
野村胡堂 「流行作家の死」
...この歳月の恩恵お礼申し上げまする...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...首を高く上げて歩いて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...水に打たれ染め上げたばかりの緑の色艶は眼にしみるよう...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...明るい道にお帰りになるようにお諌(いさ)め申し上げるのが...
夢野久作 「少女地獄」
...何しろ吾々は陸上の仕事だけでも手が足りないのですからね」といったような棄科白(すてぜりふ)でサッサと引上げてしまう...
夢野久作 「爆弾太平記」
...霧は絶えず湯の波に突き上げられてはまた水面にまき返り...
横光利一 「旅愁」
...三尺ぐらいな坐像に仕上げるつもりらしい...
吉川英治 「親鸞」
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