...十二月卅日風は冷たいけれど上々吉のお天気...
種田山頭火 「行乞記」
...五月廿七日海軍記念日、上々吉の天気、のんびりした一日だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...上々吉の天候でもあり気分でもあつた...
種田山頭火 「其中日記」
...頼んだ仕事の方はどうだ」「上々吉ですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頼んだ仕事の方はどうだ」「上々吉ですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上々吉の舞台なので...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...とか、尤(もっと)もらしい顔をして、蔭口を吐いていた、いわゆる、通人の連中も、いつとはなしに軟化してしまって、昨日の舌の根を、今日は、どう乾かしたものか、――いやもう、かの役、至極絶妙、極上々吉、歌舞伎道、創(はじ)まっての逸品(いっぴん)とでも申しましょうか...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...上々吉の花嫁御と...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...安土のお厩を出たものなら鞍縁起(くらえんぎ)も上々吉...
吉川英治 「黒田如水」
...お門出(かどで)は上々吉です...
吉川英治 「私本太平記」
...お日向きは上々吉(きち)...
吉川英治 「私本太平記」
...潮の色あい風都合も上々吉だ」自己の幸運を祝福する言葉とも聞こえる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...船出の幸先(さいさき)は上々吉だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...まあよかったよ! これでお千絵様の方さえ首尾(しゅび)よく運んでくれれば、万事上々吉...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ご機嫌も常になく上々吉だった...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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