...万一計算が多少の間違いをもっていたときにも...
海野十三 「振動魔」
...某(なにがし)と云う記録係の属官が一計を案じ...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...一計を思ひ付き(hit on a plan)それで(which)すつぱり(once for all)此事が片付かうと望みを掛けた(hoped to settle it)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...当のモートン氏は巧妙な一計で来られません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...生来この藻は流水や噴泉で不断盪(あら)わるる処に生えるがその胞子が偶然止水中に入って困(くる)しんだ余り一計を案じ魚に託生してその魚が游(およ)ぐとちょうど生活に必要ほどな振動を受け動水中にあると同然に活きいたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...それで一計を案じて窓の外の手の届く処に...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...破瓶(はへい)一最後の一計もむなしく半途に終って...
吉川英治 「三国志」
...べつに孔明に一計があります...
吉川英治 「三国志」
...曹純は外部から城内の曹洪と聯絡をとって、「力によらず、謀略を主として、敵を欺(あざむ)こうではないか」と、一計を約束した...
吉川英治 「三国志」
...馬謖はこう前提してから自分の心にある一計を孔明に献じた...
吉川英治 「三国志」
...弟の正季に一計をさずけ...
吉川英治 「私本太平記」
...これも正成が士気昂揚(こうよう)のための一計であったろう...
吉川英治 「私本太平記」
...拙者(せっしゃ)にはべつな一計があること...
吉川英治 「神州天馬侠」
...戦局の裏面工作に打ち込んだ一計がある...
吉川英治 「新書太閤記」
...わしに一計がある...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ただ戴宗(たいそう)が持って来た一計は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その一計を」「いや」と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――ずっと揃ってここへ列(なら)んでくれい」呉用がたちどころに授けた一計とはそもどんな策か...
吉川英治 「新・水滸伝」
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