...王様は一計を案じ...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...某(なにがし)と云う記録係の属官が一計を案じ...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...直ちに一計を案じて...
内藤湖南 「寧樂」
...私は一計を案じて同君の十八番「居酒屋」のA面冒頭へさのさ節を配し...
正岡容 「わが寄席青春録」
...それを知りいた仙人一計を案じ...
南方熊楠 「十二支考」
...これに似た落語を壮年の頃東京の寄席で聴いたは、さる男、吉原で春を買いて勘定無一文とは兼ねての覚悟、附(つ)け馬(うま)男を随えて帰る途上、一計を案じ、知りもせぬ石切屋に入りてその親方に小声で、門口に立ち居る男が新死人の石碑を註文に来たが、町不案内故通事(つうじ)に来てやったと語り、さて両人の間を取り持ち種々応対する...
南方熊楠 「十二支考」
...そのいずれに位を伝うべきかと思案して一計を得...
南方熊楠 「十二支考」
...それで一計を案じて窓の外の手の届く処に...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...破瓶(はへい)一最後の一計もむなしく半途に終って...
吉川英治 「三国志」
...「策(て)を変えよう」曹操は一計を按じて...
吉川英治 「三国志」
...江夏を囮(おとり)として劉表を誘うという一計を案出して語った...
吉川英治 「三国志」
...なおほかに一計がなきにしもあらずです...
吉川英治 「三国志」
...自らすすんで一計を立て...
吉川英治 「三国志」
...もう一計は」「ひとまず...
吉川英治 「三国志」
...苦悩の果てが一計を生む...
吉川英治 「三国志」
...蜀軍は、徐々と次の戦機をうかがいながらも、「あの意気では、ふたたび同じ戦法で行っても、先頃のような快勝はつかめまい」馮習(ふうしゅう)、張南、張苞、関興、すべて同意見だったので、一計をめぐらし、ひそかに手配にかかった...
吉川英治 「三国志」
...――かくてこの一計は...
吉川英治 「三国志」
...まず事情とこの一計とを呉用が参陣の手土産(てみやげ)として...
吉川英治 「新・水滸伝」
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