...一瓢(いつぺう)に造化(ざうくわ)を藏(ざう)し...
泉鏡花 「花間文字」
...一瓢を余の手にわたす...
大町桂月 「白河の關」
...がんりきは腰に下げていた一瓢(ぴょう)を取り出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...早くも一瓢(いっぴょう)を開いたものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...おまけに彼は一瓢(いっぴょう)をも取り出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...「一瓢(いつぴょう)ヲ携ヘ」は必ず書かせられたものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...携えた一瓢の中は何物だかということは...
中里介山 「大菩薩峠」
...一瓢を携えたことだけは一点の疑う余地はありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで少々得意になったので外国へ行っても金が少なくっても一箪(いったん)の食一瓢(いっぴょう)の飲然と呑気(のんき)に洒落(しゃらく)にまた沈着に暮されると自負しつつあったのだ...
夏目漱石 「倫敦消息」
...一瓢(いっぴょう)を橋渡(わたし)にして...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...いかんな」一瓢は...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...「……一門の茅屋(ばうをく)一瓢(ぺう)あり...
山本周五郎 「新潮記」
...「実は一瓢さげて来たんです...
山本周五郎 「新潮記」
...この一瓢(ぴょう)に水を張って行けば...
吉川英治 「新書太閤記」
...一瓢(ぴょう)の水は...
吉川英治 「新書太閤記」
...行軍の秋をてらてら耀(かがや)いてゆく竿頭(かんとう)の一瓢(ぴょう)がそれであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...一瓢(いっぴょう)――まだ一瓢の馬じるしは...
吉川英治 「新書太閤記」
...一瓢(いっぴょう)の飲(いん)...
和辻哲郎 「孔子」
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