...誇りとの凡てを捨てて私に立ち帰れ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...または誇りとも言うべき様子が映ったので...
岩野泡鳴 「耽溺」
...自分が兵隊のあがりであるを誇りに...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...キンギン国の誇りである快速大潜水艦隊が...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...自分はこの詩集に誇りをもつ事を禁じ得無いでゐる...
千家元麿 「自分は見た」
...あかき色の華美を誇りし昔わすれ顔...
太宰治 「二十世紀旗手」
...というのが彼女の誇りだった...
豊島与志雄 「操守」
...徒らに博洽を誇りしにあらざることを知るに及びて益々其の貴さを加ふべし...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...八方から注がれる、燃えるやうな男の眼の中に、美しいものに生れついた、誇りと恐怖と、不安と滿足とを、お玉は身に沁みて味はつたのも無理のないことでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかも一種の誇りをさへもつて...
平林初之輔 「文学の本質について(二)」
...一層自分達の教会を誇り度い心持ちで楽しく帰路に就く...
牧逸馬 「双面獣」
...誇りの全部をかけて...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...交換学生としてイタリーへ一人の日本の若い女性が派遣される誇りは...
宮本百合子 「暮の街」
...その最も誇りとする働きの一つでさえあるのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ひいては民主主義国民がその基本的人権と共に誇りをもっていだきうる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...名娼明月(めいげつ)と共に博多の誇りとするに足る不世出の博多ッ子の標本と云ってよかろう...
夢野久作 「近世快人伝」
...よい主人の下(もと)についた)ことを今さらのように誇りとも感じ...
吉川英治 「新書太閤記」
...凱旋(がいせん)の誇りもさめて...
吉川英治 「平の将門」
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