...彼女が本当に一本立ちになつて...
伊藤野枝 「背負ひ切れぬ重荷」
...もし琴で一本立ちになれるなら...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...まだ全く一本立ちというには至っておらぬ...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...これに反して先生が自分の仕事を横取りしたといって泣き言を言うような弟子が一本立ちになって立派な独創力を発揮する場合はわりに少ないようである...
寺田寅彦 「空想日録」
...一本立ちすればぶるぶる震える骨なしだから...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...これからは一本立ちで甲府へ行って見せるとも...
中里介山 「大菩薩峠」
...知らない土地へ来ての一本立ちは...
中里介山 「大菩薩峠」
...一本立ちの岡つ引にしてやらうと言ふ平次の望みが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎だって立派な一本立ちの御用聞じゃないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...油斷だつたよ」「一本立ちの御用聞は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今度は一本立ちでやってゆくぞ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それ以下の幹の大部分には葉が既に謝落して幹は一本立ちになっている...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...女ッ切れの一本立ちに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...後には一本立ちになるプランに変更です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...茄子は一本立ちだから木と云ってもいいだろう...
山本周五郎 「へちまの木」
...道路の中央にただ一本立ちはだかっていて...
横光利一 「旅愁」
...道路の中央に椎の木が肌に飴を噴き流し一本立ちはだかっていた...
横光利一 「旅愁」
...親分なし乾分なしの一本立ち...
吉川英治 「剣難女難」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??