...文人が職業として一本立ちする能わず...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...日本は日本で一本立ちのできる独得の工業をつくりあげる必要がある...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...一本立ちよ...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...いよいよ一本立ちとなった場合...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...まだ全く一本立ちというには至っておらぬ...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...二十歳(はたち)の時から一本立ちで生活することになりますと...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「無駄骨」
...父母はとても此子は一本立ちは出来ぬと云ふ事を云つて居りましたからして...
徳富蘇峰 「弟を葬る」
...一本立ちの生活がしたかったものですから...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...これからは一本立ちで甲府へ行って見せるとも...
中里介山 「大菩薩峠」
...再び一本立ちになって...
中里介山 「大菩薩峠」
...押しも押されもせぬ一本立ちの御用聞だぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一本立ちの御用聞の八五郎兄哥も身につけたことはあるめえ」「口惜(くや)しいがその通りで」「尤も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...時機を得れば婿(むこ)は一本立ち出来るし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...それ以下の幹の大部分には葉が既に謝落して幹は一本立ちになっている...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...経験や相当学問に於ては一本立ちとしてやれる程度の人...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...茄子は一本立ちだから木と云ってもいいだろう...
山本周五郎 「へちまの木」
...図体が大きくて重いばかりに一本立ちしていられるやつだ...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...一本立ちのできる技術がついていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??