...埃及(エジプト)の煙ばかり鼻から出していた...
芥川龍之介 「路上」
...ぼくがエジプトの部屋にはいるまえに...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...エジプトの経文はたすかったし...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...それはギリシャのよりもエジプトのよりももっと古い様式である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...私の意図するところは、深くわれわれ民族の本能に根ざして他民族の美の理念と或は隔絶し、或は共通し、しかも世界に於ける美の健康な支持者として強力な気魄(きはく)と実質とを持ち、ギリシャ、エジプト、ゴチック、支那というような異質の美の系統に対しても堂々たる位置を占め、殊に近代に於ける世界の美をその廃頽(はいたい)から再起せしめる事に十分に役立ち、今後われわれ民族の努力によって、今日迄甚だ特殊な一隅の美としてのみ世界の人等に認められていたような偏見を一掃すると共に、ますます幅びろな、高度な美の標準として世界に臨む者としての日本美の源泉的性質を考える事にあった...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...エジプトのピラミッドらしい...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...万古の年代において他の人類を睥睨(へいげい)したるエジプト人らが数千年前その労力と経験とを尽くし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...アフリカ北海岸の一部のエジプトに開けました...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...エジプトのピラミッドをも見てきた軽騎兵...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...埃及(エジプト)に進めば...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...少くとも当初は最もエジプト的に特長づけられていた筈なのに...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...白領コンゴ、エジプト、ギリシャなどから来ているまだ日本がめずらしいバイヤーたちは、復活祭の休暇をつくって、昨日、京都見物に発って行った...
久生十蘭 「復活祭」
...エジプト人はその肉を乾かし水に和し飲んで下痢を止むとあるから(『大英百科全書』巻三...
南方熊楠 「十二支考」
...古エジプト人これを飼い教えて無花果(いちじく)を集めしめたが...
南方熊楠 「十二支考」
...エジプト人のそれのように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...埃及(エジプト)の歴山港(アレキサンドリア)よりもズット古いんだ...
夢野久作 「近世快人伝」
...同時に女神像のような恰好の好(い)い鼻やエジプト犬のようなとおった鼻すじを持っていて...
夢野久作 「鼻の表現」
...彼らを危うしと見ながら悠々とエジプトの葉巻咽草を吹かすは逆自然である...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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