...ファニーは「それではやめる」と言ったきり私の手を放してしまった...
有島武郎 「フランセスの顔」
...きゅうにやめることはよくない...
高山毅 「福沢諭吉」
...やめるやうに言つて来なさい...
太宰治 「右大臣実朝」
...而し、いまのまま一月も同じ商人暮しがつづいたら、ぼくは自殺するか、文学をやめるか、のほかにない気がするのです...
太宰治 「虚構の春」
...あしたから、一滴も飲まない」「ほんとう?」「きっと、やめる...
太宰治 「人間失格」
...焼酎は一杯でやめるべし酒は三杯をかさねるべからず・解らない言葉の中を通る歩いてゐるうちに...
種田山頭火 「行乞記」
...見物をやめることができかねた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いくら貴夫(あなた)だって」「世の中にはただ面倒臭い位な単純な理由でやめる事の出来ないものがいくらでもあるさ」多少片意地の分子を含んでいるこんな会話を細君と取り換わせた健三は...
夏目漱石 「道草」
...しまいには犬も愛想(あいそ)をつかしてやめる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...要さんが学校をやめるといいますと...
林芙美子 「お父さん」
...うるさく電話をかけておいて、急にやめると、相手は不審に耐えられなくなって、こちらの動静をさぐりにくるはずだ、という、ややこしい心理の計算は、一種、霊妙な感じで、はっとさせるが、よく考えてみると、やはり、どこか尋常でないところがある...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...学校をやめることを...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...女房をたたき売るよりもバクチの方をやめるわけである...
三好十郎 「恐怖の季節」
...それはやめることにしたのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...眩暈(めまい)がする腹がやめる...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...捜してもむだだからやめるがいい」ああ吃驚(びっくり)した...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...やめる事にしよう」「わたしも縫い物が出来(でけ)やせん...
無署名(夢野久作) 「三つの眼鏡」
...なぜやめるんだよ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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