...万人は宝くじを買うことをやめるはずになっている...
海野十三 「金属人間」
...曽根にも一日も早く社をやめるように勧めた...
相馬泰三 「六月」
...「殺生はやめるが好い、魚の生命(いのち)も、お前さん達人間の生命も、おんなしじゃ、なにによらず、生物(いきもの)の生命を奪(と)る者は、その報(むく)いを受けずにはおらん、やめるが好い、やめるが好い、私(わし)は出家じゃ、嘘を云うて、人を嚇(おど)かしはせん」と、僧はまた云った...
田中貢太郎 「岩魚の怪」
...鳴きやめるより去つた夕蝉・降つたり照つたりちよろ/\するとかげの子・まづしい火をふく粉炭がはねた・それはそれとして火を焚きつける戯作三首(或る友に)・風鈴の音のよろしさや訪ねてくれるといふ・風鈴のしきりに鳴るよ訪ねてくれる日の・訪ねてくれて青紫蘇の香や飲ましてくれる八月三日けさは早かつた...
種田山頭火 「行乞記」
...私は直ちに有ることを全くやめるといふことが恐らくまた生じ得るであらうから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...図書館員をやめることが出来た時...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...よしになさればいいのに」「ハハハハ風が吹いてやめるような演説なら始めからやりゃしない」「ですけれども滅多(めった)な事はなさらない方がよござんすよ」「滅多な事とは...
夏目漱石 「野分」
...「今御話した一方の方が出来たらこれはやめるか...
夏目漱石 「道草」
...早くみつけて早くおにをやめるということなどにはたいして興味(きょうみ)はなかった...
新美南吉 「花をうめる」
...要さんが学校をやめるといいますと...
林芙美子 「お父さん」
...自分たちがやめることを申し出た今...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...大庭より柳が近々座をやめると語ったことをきく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それはこゝ迄の長々しい批評の中に斷片的ながら云ひ盡されて居るやうに考へられるのでやめる事にした...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...明朝行こうとしたのをやめる代り...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いまはこれでやめるほうがいいと思ったのだ...
山本周五郎 「あだこ」
...「竹次への援助はやめる...
山本周五郎 「菊千代抄」
...これ以上書くとイヨイヨ笑われそうだからやめる...
夢野久作 「探偵小説漫想」
...そして企画中のスタークウェザー=ムーア調査隊の出発を取りやめるよう懇願するに際しそれらの焼増しを用いることになろう...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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