...窓掛のない窓やむなしい部屋を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただむなしい空虚が残っていました...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...むなしい沈黙が続いた...
豊島与志雄 「立枯れ」
...日本人のむなしい誇称にすぎなかつた...
蜷川新 「天皇」
...父のむなしいけれども大きな計画がわたしにあったわけではありません...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...自分のむなしい要求の下でいっしょに悩んでくれ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...従僕のむなしい言葉に耳を貸すことがもう全然できない...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...俺ならどこでも分かるぞ」むなしい自慢...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...「いまさら推測してもむなしいですし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...むなしい怒りと絶望の涙があった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...今ではすべてむなしいことであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今夜のそれは夥しいむなしいものの群で...
室生犀星 「渚」
...すべてはむなしい」(バルバロ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これでもすべてがむなしいか」彼は眼をつむったまま微笑した...
山本周五郎 「あだこ」
...かなしいほどむなしい思いにとらわれました...
山本周五郎 「失蝶記」
...むなしい思いに耐えぬらしかった...
吉川英治 「私本太平記」
...むなしいものとやがてわかった...
吉川英治 「私本太平記」
...いつぞやの晩はむなしい交唇(くちづけ)だけで別れたこと...
吉川英治 「新・水滸伝」
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