例文・使い方一覧でみる「みせもの」の意味
スポンサーリンク...第二に僕の思ひ出すのは池のまはりの見世物小屋（みせものごや）である... 
芥川龍之介 「野人生計事」
...道で申せばまず峠のような処に観世物（みせもの）の小屋がけになって...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...縁日の見世物（みせもの）に出（いで）し身なりしを...
巌谷小波 「こがね丸」
...蝋人形（らふにんぎやう）の見世物（みせもの）の夏の晝過（ひるすぎ）を...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...大入（おほいり）だ評判（ひやうばん）だ四版（はん）だ五版（ばん）だ傑作（けつさく）ぢや大作（たいさく）ぢや豊年（ほうねん）ぢや万作（まんさく）ぢやと口上（こうじやう）に咽喉（のど）を枯（か）らし木戸銭（きどせん）を半減（はんまけ）にして見（み）せる縁日（えんにち）の見世物（みせもの）同様（どうやう）...
三文字屋金平 「為文学者経」
...あすこに見世物（みせもの）が出ているようだね」暫らく行くと...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...おばけやしきのみせもの小やのまえにでたんだ...
江戸川乱歩 「かいじん二十めんそう」
...小見世物（こみせもの）が今の忠魂碑の建っている辺まで続いておりました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...日傘菅笠（すげがさ）相重（あいかさな）りて葭簀（よしず）を張りし見世物小屋（みせものごや）の間に動きどよめきたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...旧劇は元（もと）より卑俗の見世物（みせもの）たりといへども...
永井荷風 「江戸芸術論」
...蘿月（らげつ）は其（そ）の頃（ころ）お豊（とよ）の家を訪ねた時にはきまつて甥（をひ）の長吉（ちやうきち）とお糸（いと）をつれては奥山（おくやま）や佐竹（さたけ）ツ原（ぱら）の見世物（みせもの）を見に行つたのだ...
永井荷風 「すみだ川」
...小梅（こうめ）の伯父（をぢ）さんにつれられて奥山（おくやま）の見世物（みせもの）を見に行つたり池の鯉（こひ）に麩（ふ）をやつたりした...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月はその頃お豊の家を訪ねた時にはきまって甥（おい）の長吉とお糸をつれては奥山（おくやま）や佐竹（さたけ）ッ原（ぱら）の見世物（みせもの）を見に行ったのだ...
永井荷風 「すみだ川」
...この大黒様の縁日（えんにち）に欠かさず出て来たカラクリの見世物（みせもの）と辻講釈（つじこうしゃく）の爺さんとであった...
永井荷風 「伝通院」
...徒（いたず）らに俗情に媚（こ）ぶるみせものの類（たぐい）とは...
中里介山 「大菩薩峠」
...ろくろ首のみせものもあるのだそうだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...大道（だいどう）の見世物師（みせものし）にまで落ちることになりました...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...店をかたづけい」「見世物（みせもの）小屋はたたんでしまえ」「鳴（な）り物（もの）をはやすことはまかりならんぞ...
吉川英治 「神州天馬侠」
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