...それから甲(かぶと)むしや蝶々やみみずや……みんな動物です」これはヒトミが答えた...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...茶器を持ち込む前に洗ってそろえておく控えの間(水屋(みずや))と...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...君(きみ)不看(みずや)双眼色(そうがんのいろ)...
太宰治 「虚構の春」
...君不見(きみみずや)...
直木三十五 「南国太平記」
...蘆と水楊(みずやなぎ)の多い綾瀬(あやせ)あたりの風景をよろこぶ自分に対して更に新しく繊巧(せんこう)なる芸術的感受性を洗練せしめた...
永井荷風 「夏の町」
...水屋(みずや)の方へ漫歩(そぞろある)きをしているのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...伴(ばん)流の(くろろ)ともうす水矢(みずや)をよくいたしますなれど...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...アカネ茜草指(あかねさす)武良前野逝(むらさきぬゆき)標野行(しめぬゆき)野守者不見哉(ぬもりはみずや)君之袖布流(きみがそでふる)アカネは我邦の何処にも見らるるアカネ科の宿根植物で山野に出ずれば直(す)ぐ見付かる蔓草である...
牧野富太郎 「植物記」
......
八木重吉 「秋の瞳」
...京都出来のもので心を惹(ひ)くのは「水屋(みずや)」と呼ぶ置戸棚(おきとだな)で...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...それで煮炊(にた)きの真似を御水屋事(おみずやごと)といい始めたのであろう...
柳田国男 「こども風土記」
...廊下を隔てたところに水屋(みずや)がある...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...右手には机に近く茶器を並べた水屋(みずや)と水棚があって...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...水屋(みずや)ノ原(はら)にかりの野陣をしいているのは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...水屋(みずや)に退(さ)げた後にである...
吉川英治 「新書太閤記」
...客を迎える寸前に挿(い)けるべく水屋甕(みずやがめ)のそばの小桶に根を浸(ひた)してある...
吉川英治 「新書太閤記」
...吉水夜話(よしみずやわ)一生れかわった一日ごとの新しい呼吸であった...
吉川英治 「親鸞」
...清水焼(きよみずやき)の職工の下宿屋となっていたのを...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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