...まぶしい火光がつづけざまに走ったと思ったら...
海野十三 「火星兵団」
...まぶしい海が見えてきたとき...
海野十三 「恐竜島」
...突然あがりまして恐縮します」道度はまぶしいような顔をして立った...
田中貢太郎 「黄金の枕」
...かきつばたまぶしいな(病後)・竹の葉のうごく(そよぐ)ともなくしづかなり・土は水はあかるく種をおろしたところ(苗代)五月十日雨...
種田山頭火 「其中日記」
...まぶしいほど明るい...
土田耕平 「お母さんの思ひ出」
...水菓子屋の店先に並べられた緑や紅や黄の色彩は暗やみから出て来た目にまぶしいほどであった...
寺田寅彦 「芝刈り」
...皆はそのまぶしいほどの美しい金色の光に...
豊島与志雄 「夢の卵」
...さすがの米友も、真向きに見られて、まぶしいような、テレ臭いような、小癪(こしゃく)にさわるような気分に迫られたけれど、どうも今晩は、今晩だけではないが、この女に対しては、そうポンポン啖呵(たんか)がきれないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...「お浜にお手がつきましたげなな……」まぶしい川面の照り返しのなかに...
中村地平 「南方郵信」
...まぶしい空の色である...
林芙美子 「浮雲」
...まぶしい燈火に私は顔をそむけた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...まぶしいように晴れた朝で...
久生十蘭 「海豹島」
...部屋がまぶしい光に照らされた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...クウフリンの光まぶしい顔を見る時...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「女王スカァアの笑い」
...船の跡はまぶしい光の中に躍った――その人たちが好んでいた海のクリームを今見ることができた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「剣のうた」
...骨を折って書いた源氏の字はまぶしいほどみごとであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その場かぎりの戯れ事でも恋愛に関したことはまぶしい気がして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...六まぶしいような七月の日光が...
山本周五郎 「日本婦道記」
便利!手書き漢字入力検索