...その内ぼやぼやと火が燃えた...
泉鏡花 「海異記」
...何をぼやぼやしている...
海野十三 「太平洋魔城」
...誰かぼやぼやしてやがる」そういって木田さんは...
海野十三 「もくねじ」
...ぼやぼやしとると...
武田麟太郎 「現代詩」
...まったくそう! 俺は何をぼやぼやしてたんだ! するとあの男もやっぱり……」「そうです...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...あなたのお耳にはいるわけはないはずでした! まったく私は何をぼやぼやしてたんだろう! あの子を授かったのは...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...そんなぼやぼやしたことを仰しゃると...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...首筋の肉をぼやぼやとさせれば...
豊島与志雄 「小説中の女」
...眼の前がぼやぼやと水つぽくなり...
林芙美子 「浮雲」
...誰かぼやぼや言っていると思ったら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ぼやぼやと一日一日がたっていくだけですねん...
久生十蘭 「猪鹿蝶」
...ぼやぼやと、一日一日がたっていくだけですねん...
久生十蘭 「姦(かしまし)」
...『おれは何をぼやぼやしていたんだ? さっさと仕事を片づけるならまだしも...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...いきなり眼(め)の前に白いほこりのぼやぼや立った大きな道が...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...こんな筈がないと紙切れを読みなおしている間に、頭に少しもなみが打って来ないで只のふろしきを展げたように、ぼやぼやと、よりどころがない、やはりだめだ、机の上を片づけながら臥てしまう...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...「なにをぼやぼやしているんだ」と下役の者が栄二を小突いた...
山本周五郎 「さぶ」
...私だってそうぼやぼやしちゃいませんよ」するとつなが...
山本周五郎 「風流太平記」
...――ぼやぼやしてると...
吉川英治 「新・水滸伝」
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