...・痛む足なれば陽にあてる・人のなつかしくて餅のやけるにほひして・よう寝られた朝の葉ぼたん雪もよひ雪とならなかつたビルデイング・何か捨てゝいつた人の寒い影・そうてまがる建物つめたし・子のために画いてゐるのは鬼らしい(馬酔木さんに)・警察署の雪はまだ残つてゐる・あんなに泣く子の父はゐないのだ一月十六日曇...
種田山頭火 「行乞記」
...大きなぼたん雪がさかんに降っていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...ちょうちょうたちは木のまわりを大きなぼたん雪のようにとびまわって...
新美南吉 「木の祭り」
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