...まことや「きりしとほろ」が信心の辱(かたじけな)さには...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...そこで一つ今夜は罪ほろぼしに...
海野十三 「宇宙尖兵」
...こほろぎ 何だつてそんなに憂鬱なのだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...こほろぎ いや、私は満足してゐる...
薄田泣菫 「独楽園」
...すなわちティグリスの河はハリハ〔回教国王〕の一族がほろびたのちもバグダッドをつらぬいて流れるであろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...亡(ほろ)びた過去の宗教ではないのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...≪かにかくに杏(あんず)の味のほろ苦く...
田中英光 「オリンポスの果実」
...今日の酒は悪くなかつた、ほろ/\、とろ/\だつた、あぶないことはあぶなかつたらしい...
種田山頭火 「一草庵日記」
...ほろ酔になつて出かける...
種田山頭火 「其中日記」
...男と女と二人で微酔機嫌(ほろよいきげん)で店を出かけたうちの男の方が...
中里介山 「大菩薩峠」
...剣もほろろに断ってしまいましたが...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...それどころか佛敵を滅(ほろ)ぼすのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...馬鹿々々しい」平次はまことに劍もほろゝでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ほろほろと砂のくづれ落つるひびきにありぢごくはおどろきて隱れ家をはしりいづればなにかしらねどうす紅く長きものが走りて居たりき...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...ほろびに到る門は大きく...
林芙美子 「浮雲」
...それはもう勝頼の滅(ほろ)びる悲壮劇(ひそうげき)の序幕であった...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...敵(てき)に一歩も領土(りょうど)をふませなかったこの甲斐(かい)の国もほろびたか……」と快川(かいせん)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ほろ苦(にが)いのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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