...杜子春はほっと一息しながら...
芥川龍之介 「杜子春」
...ほっと一息ついたような顔をして...
芥川龍之介 「鼻」
...そしてほっと一息ついたおりしも...
海野十三 「金属人間」
...ここでほっと一息いれた...
海野十三 「少年探偵長」
...ほっと一息ついたのであった...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...そしてほっと一息ついた...
海野十三 「超人間X号」
...腋の下に汗の冷えをかんじながら片隅へ坐ってほっと一息ついた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それが一杯五銭のコーヒーでほっと一息ついているのや...
高見順 「如何なる星の下に」
...」私は廊下に走り出て、ほっと一息つき、なるほど、あれでは、周さんが褒(ほ)めるわけだ、先生も偉いが、周さんも眼が高い、と先生と周さんに半分ずつ感心した...
太宰治 「惜別」
...そこまで来て足を止めてほっと一息ついた...
小泉八雲 田部隆次訳 「幽霊滝の伝説」
...ほっと一息ついて顧みると...
豊島与志雄 「ヒロシマの声」
...ありがたいという感謝の念よりも、雲に埋められ出してから、まあ安心だと、ほっと一息した...
夏目漱石 「坑夫」
...津田に嫁(とつ)いで以後、かつてこんな不体裁(ふしだら)を夫に見せた覚(おぼえ)のない彼女は、その夫が今自分と同じ室(へや)の中に寝ていないのを見て、ほっと一息した...
夏目漱石 「明暗」
...しまいにロハで捲(ま)き上げられてしまうだけだぜ」津田はこの問答を聴いてほっと一息吐(つ)いた...
夏目漱石 「明暗」
...「おや御前いつ束髪(そくはつ)に結(い)ったの」小間使はほっと一息ついて「今日(こんにち)」となるべく単簡(たんかん)な挨拶をする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ほっと一息ついたかと思うと...
堀辰雄 「楡の家」
...ほっと一息安心をしました...
夢野久作 「白髪小僧」
...ほっと一息休もうとすると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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