...國史(こくし)を繙(ひもと)く人(ひと)は...
伊東忠太 「日本建築の發達と地震」
...カーライルの『英雄崇拝論』を繙(ひもと)いてみると...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...諸君がもし彼れが書いた『独物語』や『教条』を繙(ひもと)かれたら...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...ふと『平家物語』を繙(ひもと)いた時...
宇野浩二 「それからそれ」
...初めは医者を師として蘭学の書を繙(ひもと)いた...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...名所圖繪を繙(ひもと)きても...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...時には心理学をひもといてみることなどもあった...
田山花袋 「田舎教師」
...日記を繙(ひもと)いて見ると...
田山花袋 「『田舎教師』について」
...試みに芭蕉七部集をひもといて二三の実例について考えてみる...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...気紛(きまぐ)れ半分宗教書を繙(ひもと)いたり...
徳田秋声 「縮図」
...ひもとくに足るべき多くの二折形や三十二折形の書物があるのに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かつて書物をひもとき新聞をひらいたことがない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...美術史の一ページを繙(ひもと)いたほどのものは...
中里介山 「大菩薩峠」
...静かに歌書を繙(ひもと)き...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...いつも居眠りをしていたような自分を恥じもするが――幾度かその日記を繙(ひもと)きかけては止(や)めてしまった...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...そののちたまたまひもといた雑誌「演芸世界」の明治三十六年六月下旬号に「大悪人の広告」と題する小出緑水氏の一文があって...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...ざんぎり何とかというような毒婦ものでもひもといたらきっとこういう寄席のしじまは挿絵に見られる)から...
正岡容 「寄席行燈」
...かくてあるべきにあらざれば下宿へ還って『用捨箱(ようしゃばこ)』を繙(ひもと)くと「鍋取公家(なべとりくげ)というは卑しめていうにはあらず...
南方熊楠 「十二支考」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??