...その年ははっきりしないので...
石原純 「平賀源内」
...お春の話だけでは様子がはっきりしないけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...殺す理由がどうもはっきりしないが...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...まださっぱりはっきりしないんだ...
豊島与志雄 「生あらば」
...はいれないのかはいらないのかもはっきりしない...
中勘助 「母の死」
...事実と文飾との境がはっきりしないのである...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...はっきりしない頭のどこかで...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...どこかはっきりしない憤懣(ふんまん)を心の底に感ずるのであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...もとよりはっきりしない事柄だが...
原民喜 「飯田橋駅」
...そのうちには出してくれるのかと待っていたが一向はっきりしないので...
原民喜 「壊滅の序曲」
...何かはっきりしないことを呟やいた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...何故女は男よりも人生への責任感がはっきりしないのか...
宮本百合子 「女の歴史」
...本当によくはっきりしないこと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこがはっきりしないと...
森下雨村 「五階の窓」
...はっきりしないが...
柳田国男 「故郷七十年」
...はっきりしないが...
柳田国男 「故郷七十年」
...来て問い詰めたところ返答がはっきりしない...
山本周五郎 「菊千代抄」
...彼は素姓のあまりはっきりしない男であるが...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??