...言葉の意味がはっきりしない...
海野十三 「火星兵団」
...死因がはっきりしないのに...
海野十三 「地獄の使者」
...そこのところがはっきりしない...
高見順 「如何なる星の下に」
...はっきりしないけれども...
太宰治 「俗天使」
...どうもはっきりしないが...
田中貢太郎 「雨夜草紙」
...あまりはっきりしないが何かしら重苦しい...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...政府の会計報告がはっきりしないからだ...
中島敦 「光と風と夢」
...はっきりしない人物が深い沈黙に鎖されたまま横わっている...
原民喜 「翳」
...意味は康雄にははっきりしないが...
原民喜 「焔」
...――しかし何を詑びてるのかはっきりしない...
原民喜 「焔」
...その辺のところがはっきりしない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...その点だけがはっきりしないためにこの事件の予審調書が今までできあがらなかったようなわけです...
平林初之輔 「予審調書」
...あんまりはっきりしない噂(うわさ)を耳にした...
堀辰雄 「楡の家」
...けれども語(ことば)がはっきりしないのでどこの家でも工場でも頭ごなしに追ひました...
宮沢賢治 「革トランク」
...また世持神から世持役への繋がりもはっきりしないが...
柳田国男 「海上の道」
...前後がないとはっきりしないが...
山本周五郎 「風流太平記」
...はっきりしないものがあった...
吉川英治 「私本太平記」
...それが何時ごろであったかははっきりしない...
和辻哲郎 「巨椋池の蓮」
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