...いかなる奇功(きこう)を立(たて)たるやはかりがたし...
饗庭篁村 「隅田の春」
...製線所では割合に斤目(はかり)をよく買ってくれたばかりでなく...
有島武郎 「カインの末裔」
...破壊されたるものは世界国勢の衡器(はかり)なり...
石川啄木 「閑天地」
...鐵の權衡(はかり)は角(かく)なる影を落して...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...衡器(はかり)に掛けて決定したわけではない...
海野十三 「宇宙尖兵」
...其(その)水晶(すゐしゃう)の秤皿(はかりざら)に...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...衡(はかり)のもなか手にとりて秤れば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...食料を一々秤(はかり)にかけていたものだが...
徳田秋声 「仮装人物」
...今後の対策をはかりたいというのが今度の新しい実験の目的なのである...
中谷宇吉郎 「球皮事件」
...彼(かれ)は此(この)暑(あつ)い休暇中(きうかちゆう)にも卒業後(そつげふご)の自分(じぶん)に對(たい)する謀(はかりごと)を忽(ゆる)かせにはしなかつた...
夏目漱石 「門」
...三通四丁目の秤座(はかりざ)――守隨(もりずゐ)彦太郎の屋敷は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その距離をはかり...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...はかりごとでつれだしたのも...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「忠義者のヨハネス」
...初めから秘密に計(はかりごと)を抱いているので...
吉川英治 「三国志」
...豎子(じゅし)の謀(はかりごと)にあたる...
吉川英治 「三国志」
...――浅慮(あさはか)にもふたたび彼の計(はかりごと)にかかった...
吉川英治 「三国志」
...露の命はいつともはかり知れません...
吉川英治 「私本太平記」
...敵にも計(はかりごと)のあることは明らかでもある...
吉川英治 「源頼朝」
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