...その人物のなめし革の様にひからびた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...たしなめたしなめした...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
......
アルフレッド・テニソン 坪内逍遙訳 「シャロットの妖姫」
...早速あの突当りの菜飯茶屋(なめしぢゃや)なぞはいかがで御座いましょう...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...「あなたはなんというかたで? 休ませていただいたお礼はどなたに申し上げたらいいんです」「なめし革屋のラーゼマンです」という返事だった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...靴――桃色の鞣革(なめしがわ)の――はキャベツの形に襞(ひだ)を取った黄色のリボンの房で結んである...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
...なめし革のような顔が青い...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...腰のなめし革ベルトを外し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...近侍がびくびくさし出した三尺なめしの鞭は...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...都会の固たい甃石(しきいし)の下にも大食堂の外廓の白いなめしの上にも――蟻は寂しい穴の中にも緑色の王宮や王女や侍女などの星のやうにならんだ宮殿へ夏の日の明(あか)るいささげものを搬んでゐる人家のあるところから人人の目にも寂しい姿をさらしながらよいかをりをした桃色の車をつらね白い光つた土の上を走つてゐる火のやうに急いでゐる...
室生犀星 「忘春詩集」
...鋼鉄は鞣皮(なめしかは)の鞘から滑り出してその陰険な...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「不可説」
...金泥(きんでい)や色漆(いろうるし)を用い模様を高く浮き出させた鞣革(なめしがわ)であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...その代りなめし賃が高価(たか)い...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...おまけに鞄(かばん)まで鞣皮(なめしがわ)製の素晴らしいのが出来て来たので...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...もう一枚の百円紙幣(さつ)がうすいなめし革のような触感をもって指先に存在を知らせた...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...それは銀の止め金の付いた普通の赤いなめし皮に巻かれていて...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
便利!手書き漢字入力検索