...表向きには皮なめし業者や染色業者のためということになっている...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...靱皮(なめしがわ)の帯をしめて...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...此所にはまた菜飯(なめし)茶屋という田楽(でんがく)茶屋がありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...鞣皮(なめしがわ)のさまざまの切屑とが...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...その窓のすぐきわから斜下(ななめした)につき出た屋根...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...菜飯(なめし)田楽へ連れて行ったのはひどいじゃないか』といって笑った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...薄目になめした皮で...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...なめし革から出すと...
野村胡堂 「天才兄妹」
...白なめしの太い鼻緒のすがったのを穿いていた...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...なめし革職人のところで見た...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...まるで長靴に使う鞣革(なめしがわ)そっくりになっているし...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...沓は桃色の鞣革(なめしがは)で...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「十三時」
...このほか元禄の句にて畑打とあるは畑打に替へて取つたる菜飯(なめし)かな嵐雪(らんせつ)ちら/\と畑打つ空や南風 好風などなり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...わたしのなめし皮の財布(さいふ)にはもう百二十八フランはいっていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...金泥(きんでい)や色漆(いろうるし)を用い模様を高く浮き出させた鞣革(なめしがわ)であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...どれ、飯でも食おうか」薬師の横丁をのぞくと、菜飯(なめし)、奈良茶飯、木の芽(め)田楽(でんがく)、蒲焼(かばやき)など、軒並びの八間(けん)が団扇(うちわ)をハタかせて、春の淡雪のような灰を綺麗な火の粉の流れる往来へ叩いております...
吉川英治 「江戸三国志」
...それは銀の止め金の付いた普通の赤いなめし皮に巻かれていて...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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