...なおざりに思つていました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...前のようになおざりにお思いになつておりましたから...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...ヴァィオリニストの職務をますます等閑(なおざり)にするようになった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ちょっとでも等閑(なおざり)にした罰を受けたのだと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...米友の責任観念がなおざりにせしめてはおかないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...故に夫婦苦楽を共にするの一事は努(ゆめゆめ)等閑(なおざり)にす可らず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...之を等閑(なおざり)にす可らず...
福沢諭吉 「新女大学」
...奴等が書を善くすると云えば此方は殊(こと)更らに等閑(なおざり)にして善く書かずに見せようと...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...なおざりのものとされ...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...性に関する知識があまりなおざりにされていることに抗議している...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...無用な事へ心を労してそれがために実用の智識を等閑(なおざり)にするのは最も憂うべき事だ...
村井弦斎 「食道楽」
...今にお登和嬢と結婚したら早速こういう物を造らせなければならん」と今は何物をも等閑(なおざり)に見ず...
村井弦斎 「食道楽」
...いやそれをなおざりにすることから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それをなおざりにしてはいけないぞ」という...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...責任重き役印をなおざりに致し候こと怠慢に候...
山本周五郎 「いさましい話」
...純粋小説を等閑(なおざり)にして文学としての能動主義も浪曼主義も...
「純粋小説論」
...「もとより中国の問題はなおざりにしてはおけない...
吉川英治 「黒田如水」
...なおざりには致しておけぬ」「一時の無念は忍んでも...
吉川英治 「三国志」
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