...自分のからだをなおざりにし始めてから...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...等閑(なおざり)に引被(ひっか)けた...
泉鏡花 「印度更紗」
...等閑(なおざり)になし得ない道理は解(よ)めるが...
泉鏡花 「瓜の涙」
...なおざりに思つていました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...われわれの教育はなげかわしくなおざりにされている...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...足下をなおざりにしながら馳け出してはいけない...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...ヴァィオリニストの職務をますます等閑(なおざり)にするようになった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...されば義尚の方でも実隆をば等閑(なおざり)ならずもてなし...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...居家の私徳を等閑(なおざり)にするにおいては...
福沢諭吉 「日本男子論」
...その父母たる者が夫婦の関係を等閑(なおざり)にしたるにあり...
福沢諭吉 「日本男子論」
...奴等が書を善くすると云えば此方は殊(こと)更らに等閑(なおざり)にして善く書かずに見せようと...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...認識をなおざりにする心は...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...無用な事へ心を労してそれがために実用の智識を等閑(なおざり)にするのは最も憂うべき事だ...
村井弦斎 「食道楽」
...今にお登和嬢と結婚したら早速こういう物を造らせなければならん」と今は何物をも等閑(なおざり)に見ず...
村井弦斎 「食道楽」
...緊急な事柄をなおざりにする...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それをなおざりにしてはいけないぞ」という...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...日本的なものはかえって等閑(なおざり)にされたままであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...なおざりには致しておけぬ」「一時の無念は忍んでも...
吉川英治 「三国志」
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