...もう口じゃまどろっこしい...
有島武郎 「かんかん虫」
...まどろっこしくって困りますよ」計算だって研究の一つだい...
有島武郎 「星座」
...非常にまどろっこしい...
海野十三 「地獄の使者」
...夫人の日本語ではまどろっこしいので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...のろいテムポで飛んでゆく町の灯を、まどろっこしく、神経的な眼で眺めた...
戸田豊子 「歩む」
...どろどろっと出たんだ」「対手は...
直木三十五 「南国太平記」
...恐ろしくまどろっこく...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...わずかまどろっこしい感じがされるけれど...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...あまりの無聊なために私は心がどろっとなってしまった...
水野葉舟 「遠野へ」
...流れるでもなくどろっと淀(よど)んでいる...
山本周五郎 「青べか物語」
...流れるでもなくどろっと淀(よど)んでいる...
山本周五郎 「青べか物語」
...「あたい赤ちゃんを産むの」とおえいはまどろっこい口ぶりで云い張った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...濃いどろっとしたものを注いで...
山本周五郎 「桑の木物語」
...まどろっこしい口ぶりで云った...
山本周五郎 「さぶ」
...さぞあまっちょろくてまどろっこしいだろう...
山本周五郎 「さぶ」
...まどろっこしい筆談をいとわず話してゆきました...
山本周五郎 「失蝶記」
...どろっとした汁が掛けてある...
山本周五郎 「山彦乙女」
...六細部までだらだらと説明していったのではまどろっこしいだけだろう...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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